日本給食サービス協会 

 
 創立40周年式典と祝賀会開催  田所伸浩会長冒頭に挨拶
 今後も心に残る給食提供する
 

 
 公益社団法人日本給食サービス協会は11月11日、東京都港区の東京湾日の出ふ頭シンフォニーモデルナ(東京都港区)に於いて、客船シンフォニーを借り切り創立40周年の記念式典と祝賀会を開催した。
 冒頭に日本給食サービス協会の田所伸浩会長が、「給食業界をめぐる情勢は厳しいものがあるが、これまでに先人が築かれた日給の歴史と伝統を絶やすことなく、これからも心に残る給食を提供するために当協会は、次の50年に向けて、一つに情報の提供、二つ目に品質管理と衛生管理、三つ目が人材の育成と公益目的の三事業を堅持すると共に、公益社団法人として、国民生活の向上にまい進する所存である」と挨拶した。
 引き続き、岩瀬農林水産省食料産業局次長が「当協会は、今から40年前に、給食の発展及び近代化を図り、国民生活の健全な向上に質するものとして設立された。今日までの発展は、本日感謝状を受けられる皆様の尽力によるものである。昨年の12月には、和食がユネスコ無形文化遺産に登録され、又、来年の5月から10月までは、イタリアのミラノで国際博覧会が開催される。この博覧会では、自然と協定する農林水産省と食文化が、持続可能な未来社会を切り開くことをアピールするものと考えている。ニューヨークやトリノを訪問した際、関係者に、日本食についての説明をして、なお一層日本食の理解を深めて、博覧会に備える準備をしている。更に、2020年の東京オリンピック大会などは、世界に向けて日本食文化を伝える絶好の機会と考えて、準備を始めている」と祝辞を述べた。
 引き続き、給食サービスの調査・研究・指導などを行い、給食サービスの質の向上及び保険衛生などの普及啓発を図り、国民の食生活の健全な向上に特に顕著な功績のあった者で、協会の理事歴概ね10年以上、かつ副会長以上の経験者又は理事暦10年以上の、特段の功績のある者として、野々村之氏(ウオク社)、志太勤一氏(シダックスフードサービス)、田所伸浩氏(魚国総本社)、吉田和民氏(東京ケータリング)、室伏雅永氏(フジ産業)、脇本実氏(ハーベ)の6名を選出して、農林水産大臣感謝状が岩瀬次長から授与された。 続いて、当協会概ね10年以上の者、又は理事暦7年以上で、副会長以上の経験者の中から鳥羽瀬正一氏(エム・ティー・フード)、西剛平氏(レクトン)、岩見竜作氏(レクトン)、坂田健治氏(糧配)、安里盛一氏(日本ユニテック)、末松祐而氏(学校法人中村学園事業部)等に、農林水産省食料産業局長感謝状が授与された。
 更に、人材育成として、従業員等の資質向上に努め、協会の事業目的達成に大きく寄与し功績のあった、西藤久三氏(一般社団法人食品産業センター)、長谷川典男氏(元華学園専門学校)、塚本晃子氏(ビジネスマナーコンサルティング)、法月光氏(元華学園専門学校)ら4名の個人と、協賛会社三島食品、ケンコーマヨネーズ、アサダ、日清オイリオグループ、大京食品、大塚食品、日東ベスト、グローリーサービス、ソフトム、三井住友海上火災保険、町田予防衛生研究所の11の協賛会社に公益社団法人日本給食サービス協会会長感謝状が、田村会長よりおくられた。
 創立40周年記念寄付の贈呈式が行われて、あしなが育英会、日本赤十字社、認定法人NPO法人国連WFP協会にそれぞれ寄付金が送られた。
 表彰式等の式典が終了した後、祝賀会に移り、田所伸浩会長は「公益社団法人日本給食サービス協会は、昭和49年の11月に社団法人として認可された。現在は216社の会員数となり、支部の構成員は88社、協賛会社は81社を数えるまでに成長した。そのような中、今年の年間の売り上げ高は、9700億円、一日の提供食数は960万食、事業社数が3万8000箇所となっている」と現在の給食の実態を説明した。
 さらに田所会長は今後の同協会の方向性について語り、「ここ10年の協会の公益目的は、一つ目は、食の安全・安心、健康等に係る適切な情報提供を行うことで、二つ目は、品質管理と衛生管理充実させるためのマニュアルの作成・普及を目指して指導を行っている。三つ目は、給食サービスに従事する者の、人材育成に力を注いでいる。そして、公益法人化したのを契機として、今年度から新たに、小学校高学年を対象とする心に残る給食の思い出作文のコンクールを開始すると同時に、日本給食経営管理学会との共同研究に力を入れていく」
「給食サービス業は、幼稚園・保育園の幼児から・学生・勤労者・高齢者、そして、病院に入院している人たちにまで及ぶ幅が広い事業で、人の一生を家庭と同じように支えている、極めて社会性・公共性の高い仕事と考えている」と語った。
 更に田村氏は、「給食サービス管理士、学校給食受託管理士の制度を新たに導入し、ケータリング事業の中で改善した事例を提供してもらい、改善を試みると同時に、従来から協会では品質管理、衛生管理の でのマニュアルを作成しているが、それの見直しも順次行っている。衛生面でのハンドブックなどを、新たに作成して各事業所ならびに皆さんにお届けしている。また、学校給食の分野で言うと、不足の事態に対応するために、サポート的な役割を果たすべく取り組んでいる。平成23年10月20日に公益社団法人に認定されて、国民の食生活に資する業界として大きく軸足を移している、そこで小学生の高学年を対象として始めた心に残る給食の思い出作文のコンクールは、今年で2回目となる。又、500人の大学の研究者の組織と連携して、共同研究を行うなど外に向けて発信できる団体として、協会は取り組んで行くとともに。次の50周年に向けて給食を通して安全、安心、健康、そして食の幸せを、提供し続けて行きたい」と述べ挨拶を締括った。