ヤ シ 油       11-04

 
 ロッテ相場は1250ドル前後で推移    パーム油に連動して上昇
 1~9月コプラ生産は2割減に
 

 
 ヤシ油相場は10月後半にかけて上昇に転じた。パーム油・パーム核油に連動し、ロッテルダム相場は1,100ドルを挟んで上値、下値とも限定された展開が続いていたが、マレーシア政府がパーム油のBDF使用比率の引き上げを発表したことをきっかけに、パーム油相場が反転。ヤシ油も追随し、1,250ドルまで値を上げた。パーム油の勢いがどこまで続くのか不透明ではあるが、コプラ減産も常に下支え要因。フィリピン現地筋からは依然として「コプラはタイトな状況にある」(トレーダー筋)との声が聞かれるという。
 パーム油・パーム核油が急落した8月後半、ヤシ油もつれ安し、ロッテルダム相場は1時、1,100ドルを割り込む局 に。しかし、その後はマレーシア政府の輸出関税撤廃策を受けて、パーム油が反発。ヤシ油相場も1,100ドル台を回復し、その後はレンジ内での推移が続いていた。
 相場に変化が生じたのは先週、マレーシア・パーム油が上昇したため。地合いの弱さが目立ったパーム油相場だが、マレーシア政府がBDF使用比率を5%から7%に引き上げると発表。パーム油はこの政府策が強材料となり、FOB価格は700ドルを回復した。ヤシ油も追随して値を上げ、ロッテ相場は1,200ドルに上昇した。
 ファンダメンタルズでは、フィリピンのコプラ減産が相場を下支え。昨年11月の台風被害を受けて、今年1~9月累計のコプラ生産 は前年同期を2割弱下回って推移している。現地からは引き続き、タイトとの声が聞かれているとし、「 常と比べ、「倉庫にコプラが積み上がっていない」(同)とされている。
 1月のフィリピンのコプラ生産 は15万9,292トンで前年同月(26万1,957トン)と比べ39%減、2月は20万7,914トンで同(22万240トン)比6%減、3月が17万6,003トンで同(33万2,823トン)比47%減、4月が19万2,386トンで同(22万2,087トン)比13%減、5月が19万9,257トンで同(27万7,937トン)比28%減、6月が21万699トンで同(19万9,426トン)比6%増、7月が17万1,849トンで同(28万5,880トン)比40%減、8月が22万9,411トンで同(14万8,770トン)比54%増、9月が20万9,206トンで同(22万8,113トン)比8%減。1~9月累計では175万6,017トンで前年同期(217万7,233トン)と比べ19%減となっている。過去5年平均(199万7,058トン)との比較でも12%減。
 一方、ヤシ油の輸出量は1月が7万2,470トンで前年同月(11万2,186トン)と比べ35%減、2月が7万1,900トンで同(6万2,167トン)比16%増、3月が5万9,950トンで同(16万7,074トン)比64%減、4月が6万3,621トンで同(5万2,450トン)比21%増、5月が6万6,889トンで同(13万5,303トン)比51%減、6月が7万3,893トンで同(6万3,408トン)比17%増、7月が4万9,845トンで同(11万7,753トン)比58%減、8月が8万4,800トンで同(4万9,105トン)比73%増、9月が7万4,440トンで同(7万4,769トン)並み。1~9月累計では61万7,808トンで前年同期(83万4,215トン)と比べ26%減で推移している。過去5年平均(73万9,532トン)との比較でも16%減。



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