かどや製油        11-13

 
 原料1800ドルに軟化も到着は3月   当面は2200ドル高値原料入荷
 レシピ検索サイトと連携図る
 

 
 (続報)かどや製油㈱(東京都品川区・小澤2郎社長)は既報通り11月7日に東京・日本橋の野村証券日本橋本社6階会議室において、「2015年3月期第2四半期決算説明会」を開催した。
 当日は小澤二郎社長、戸倉章博取締役執行役員管理部長が出席した。
 原料事情について説明を行った戸倉管理部長は、「昨年は生産地での天候不順等による供給不足感により、一時トン当り2,400ドルを超える価格となった。今年に入り春以降までは若干軟化してトン当り2,200ドル前後で推移し、同時期の貨物が現在順次日本に到着している。産地の状況は、1部で天候不順があったものの、昨年の高値を受け秋以降収穫される主要産地のインド、中国、アフリカ等では作付 積が拡大し、昨年以上の生産 は確保される見込みであり、直近の相場はトン当り1800ドル台のレンジへと軟化気味であるが、日本への到着は来年3月以降となる。食品用原料ゴマも高騰していたが、搾油用価格の下落を受け今後軟化が期待される」と語った。
 引き続き、売上拡大策について説明を行った小澤社長は、他の業界との連携について「ABCクッキングスタジオ、東日本料理学校協会等の大手料理学校に対して、将来のかどやファンを獲得するために、各学校に純正ごま油、ねりごま、らー油、食品ごまを活用した基本メニューや新メニューの提案、会報誌、ごまの講座を じて引き続き多角的な情報提供を行っていく。日本最大のレシピ検索サイトである〃COOKPAD〃との連携で、同サイト内の当社専用ページに、自社開発レシピの提案をする。レシピ検索サイト〃Nadia/ナディア〃との連携も行っていく」と語った。
 小澤社長は、広告・PR活動については、「純正ごま油・らー油・食品ごま・ねりごまの各媒体広告施策では、〃かどやの純正ごま油〃を前 に押し出して、なたね油が含まれた調合ごま油との差異を強調し価値を訴求、かどやファン作りを企図する。企業広告については、イメージキャラクターの女優・高畑淳子(たかはた・あつこ)氏を起用し、広告を展開する。PR活動については、売上向上の一環として、店頭での活動を一部アウトソーシングする。2010年7月から東京・名古屋・大阪の重点 販店の店舗巡回活動を開始しているが、巡回スタッフから消費者の意見を取り入れた販促什器、レシピ提案POP・リーフレットを提案し設置することで、売場の活性化に繋がる効果的な販促活動を実施する」と述べた。
 同社長は、売上拡大策の商品展開については、「金印・銀印純正ごま油600gの商品仕様をリニューアルし本年9月から初回生産を開始した。2013年6月から新発売した本商品をリニューアルし、より光沢感を増したラベル仕様にした。ねりごま(白・黒・白深煎り)PET100gについても、2013年8月からPET容器へ変更した本商品について、シュリンクラベル素材を耐油性の良いPET素材に変更し、料理の際、油汚れを気にせずに利用出来る様になった。本年9月から初回生産を開始した」と語った。
 小澤社長は売上拡大策の最後に通信販売限定商品について説明を行い、「2010年7月販売開始の〃かどやのごまセサミン〃は、ごま油、食品ごまに続く当社の第三の柱としていく。通販は軌道に乗るまで10年は掛かると云われるが、セサミンは三年で目処が立ってきた。2009年7月販売開始の〃黒ごま&オリゴ〃についても安定的なファンを獲得している。また、 販限定商品で、当社厳選のごまを用いた〃ごま菓子〃を発売予定で、内容は、ごまに大豆、アーモンド、玄米を加えた風味豊かな1品となっている」と語った上で、原料の安定調達について、「2013/14年度産の世界のごま種子生産量は、約436万トンだが、生産国のの天候異変・農薬問題等のリスクが発生しやすい。中国を中心にアジア、中東など世界的に需要の増加傾向が続いているが、現状の生産 で賄えない ではない。日本を代表する商社の強力な情報チャンネルを元に、現地輸出業者との取り組みを強化し、調達先の多様化も進める」と語り報告を締め括った。