USSEC    

 
 第30回米大豆コンファレンス開催
 前年と比べ品質若干ダウン
 油分 %、たんぱく質 %に低下
 

 
 アメリカ大豆輸出協会日本事務所(USSEC、西村允之日本代表)は17、18日の両日、東京・港区麻布台の東京アメリカンクラブで、「第30回アメリカ大豆バイヤーズ・アウトルック・コンファレンス」を開催した。両日とも、日本の大豆関係者が多数来場する中、14年産米国大豆の品質や生産状況などについて説明。さらに、オイルワールドのトーマス・ミルケ氏が世界の油糧種子需給についてビデオでプレゼンテーションを行った。
 コンファレンスでは冒頭、西村日本代表が「1昨年から品質のみならず、幅広い情報提供、情報交換の場としており、今回からはさらにバイヤーズ・アウトルック・コンファレンスと名称を改めての開催とした。米国と日本の情報交換の場としていただくことで、引き続き、米国大豆・大豆製品をお買い求めいただけるものと信じている」などとあいさつした。
 注目の新穀米国大豆の品質について、ミネソタ大学准教授のセス・ネイブ氏は「たんぱく質含有率は34・3%で前年産と比べ0・4ポイント低下、油分は18・7%で同0・3ポイントの低下と品質はわずかではあるが低下した。13年産が非常に良かったことから、全般にやや低下傾向となった」などと報告した。
 今クロップは、シーズン初期の天候が多雨・冷涼となったことから、作付けが遅れ気味で推移。6〜8月は、ほとんどの生産地域で平年以上の降雨があり、さらに平年以下の気温だったことから秋の収穫に向けて懸念、悲観的な見方が走った。しかしながら、秋口以降はおおむね良好な天候となり、懸念を払拭。記録的な生産面積、結果として記録的な単収となる見通しで、生産量は前年を17%上回る1億700万トンの予想となっている。
 新穀の品質は、たんぱく質と油分の平均含有率が13年産を下回った。油分については、1986〜2014年の長期トレンドである18・7%を維持する一方、たんぱく質に関してはトレンドの35・2%を下回っており、長期平均からはまだ低い。地域別では、たんぱく質、油分の順に西コーンベルトが34・0%(前年比0・5ポイント低下)、18・6%(同0・5ポイント低下)、東コーンベルトが34・8%(同0・2ポイント低下)、18・6%(同0・1ポイント低下)、中南部が34・5%(同0・1ポイント低下)、19・7%(同0・3ポイント上昇)、南東部が34・0%(同1ポイント低下)、19・6%(同0・7ポイント上昇)、東海岸地域が34・3%(同0・9ポイント低下)、18・6%(同0・6ポイント上昇)︱︱。全体として、14年産の品質は、豊作であった前年と比べわずかに低下。油分含有量の地域差は減少傾向を示した。たんぱく質含有量の地域差は13年と同様だった。ほとんどの年度で顕著に見られたように、西コーンベルト諸州では、米国産大豆全体と比較して、たんぱく質含有量がわずかに低かったが、油分は全米平均とほぼ同程度。東部コーンベルトおよび中南部の諸州のたんぱく質含有率は全体より高かったが、東部コーンベルト諸州の油分は低かった。中南部地域は油分が平均を超え、南東部地域のたん白質含有量は全体平均より低かったものの、油分は、ほぼすべての他の地域より高かった。東海岸沿岸部諸州は、たんぱく質含有量、油分含有量とも米国産全体平均とほぼ同水準だった。
 水分に関しては、13年度と比較して中南部を除いたすべての地域で高かった。今年回収したサンプルの平均水分含有率は12・6%で、前年比0・3ポイント上昇した。