2014年歳暮ギフト    

 
 商戦本番、店頭ピーク今週末から   衆院選が大きな懸念材料に
 食用油はオリーブ油さらに強化
 

 
 歳暮ギフト商戦が本番を迎える。店頭ピークは今週末の11月29、30日と翌週の土日となる見通し。消費増税が少なからずダメージを与えた中元からの持ち直しを期待し、流通、メーカーとも巻き返しに躍起。ギフトを贈る習慣がシニア世代以外は薄れる傾向にあり、縮小を前提としたマーケットは、単価の高い上質ギフトと低価格志向との二極化が顕著となっている。中元では苦戦した食用油・調味料ギフトについては、引き続き、家庭用で拡大を続けるオリーブオイルの品揃えが一段と強化されているのが最大のポイント。 オリーブオイルの高級感、健康感の訴求で、市場の活性化を目指す。 ダウントレンドに歯止めがからないギフト商戦において、今中元では消費税増税の影響もあって、ギフト売り場の客数減、贈り先件数の絞り込み、客単価の低下傾向が見られた。一方で、一万円以上の高級路線は、各流通が最も期待するところ。高付加価値、希少性、健康などの切り口でオリジナル商品を開発。今歳暮期にあっても、品揃えを充実させる動きが目立っている。その一方で、一層の節約志向が高まっているのもまた事実。税込み3,000円以下の購買が増える傾向も見え、上質化と低価格志向の二極化は、アベノミクス以降の景気・消費動向を映しだすものといえるかもしれない。
  今回、商戦の行方に大きな影響を与えそうなのが、12月14日投票の総選挙。二年前の12年の衆院選は12月16日の投票だったが、当時もやはり、歳暮の受注が減ったとされるほか、受け取りを断られ、商品が戻ってきたケースもあったという。国勢選挙時にギフトを控える動きとなるのは、過去の例からしても明らかである。
 厳しい商戦が予想される今歳暮期に対し、食用油・調味料ギフトは引き続き、好調なオリーブオイルの品揃えを強化し、顧客の上質志向、健康志向に応える戦略だ。
 日清オイリオグループは、「今年はちょっといいものを。」をキャッチフレーズに、高品質のオリーブオイルを幅広く品揃えできる強みを生かし、オリーブオイルのアソートを充実。人気シリーズとなったBOSCOオリーブオイルギフトに加え、BOSCOプレミアムと相性抜群のアンチョビフィレ、ちりめんじゃこオイルづけ、アヒージョ、ハーブソルトを使い切りサイズのおしゃれな小瓶に入れて詰め合わせたプレミアムギフトを追加アイテムとして発売。さらに、クセがなく、いろいろな料理に毎日使える「日清さらっと軽いオリーブオイル」を詰め合わせたバラエティオイルギフトも追加発売する。また、今冬のOlivad OilliO「2014ウィンターヌーヴォーエキストラバージンオリーブオイル」ギフトでは、イタリア・シチリア島の最高品質のオリーブオイルをお届けする。
 味の素もオリーブオイルの品揃えを充実させているほか、豆乳など健康を意識した素材を核に、おいしくてバラエティ豊かなフリーズドライスープのセット「和の贅沢スープギフト」を新たに投入する。昭和産業は栄養機能食品(ビタミンE)の食用油を詰め合わせた「プレミアオイルセット」、オリーブオイルを詰め合わせた「高オレイン酸オイルセット」やパスタセットなどで前年比101%の販売目標達成を目指す。
 首都圏の百貨店の売上げ目標は、前年並みから6%増と中元時と比べ、やや控えめな数字が並ぶ。流 各社の売れ筋予想を見ると、ギフトパンフレット、選べるギフト、産直ギフトなど、流 各社のオリジナル企画が上 にランクインする中、定番品では洋菓子、ハム・精肉、ビール・酒、和菓子、佃煮、塩干・鮮魚などが人気。食用油・調味料については、三越日本橋本店で「食用油」が10位、イトーヨーカ堂で「調味料・油」が4位、ダイエーで「食用油」が6位、西友で「食用油・調味料」が5位にランクインしている。



 日清オイリオ、J-オイルミルズ価格改定