オリーブ油

   
 家庭用市場今期も好調な動き  
 仮需反動減からの回復急
 6〜7月の物量は2ケタ伸長
 
 
 家庭用オリーブオイル市場は、今期も好調な動きに終始している。仮需の反動が大きく、4〜6月のマーケットは物 ベースで2ケタ減となったが、6〜7月は前年を大きく上回る水準に回復しており、成長トレンドは継続している。前期、金額市場規模が史上初めて300億円を突破。今期も積極的なメニュー提案や新商品投入で売り場は絶えず活性化されており、さらなる市場拡大が期待されている。
 大手製油メーカーによると、今第1四半期(4〜6月)の市場は、前年同期と比べ物 85%、金額90%と前年割れとなった。内訳はEV(エキストラバージン)が物 85%、金額90%、ピュアは重 84%、金額89%。前年を割り込んだのは、消費税増税前の2〜3月に大きな駆け込み需要が発生した反動によるもの。増税前の2月は物 でで同115%、3月に至っては同160%と記録的な伸びを示していた。 
 月別の動きを追うと、4月が物 59%、金額65%(EV物 59%、金額64%、ピュア物 60%、金額66%)、5月が物 89%、金額95%(EV物 90%、金額96%、ピュア物 84%、金額92%)、6月が物 110%、金額113%(EV重 109%、金額114%、ピュア重 113%、金額112%)――。4月については、もちろん仮需の反動が大きいが、前年同月が大幅に伸長していたということも見逃せない。昨年の3月末にテレビの情報番組でその健康効 が取り上げられたことから、4月は物 で154%と大きく数字を伸ばしていた。4月の前年割れは「ダブルでの反動減があったため」(大手製油筋)としている。
 5月からは回復基調となり、6月は前年を大きく上回った。これについては「やはりテレビの情報番組で取り上げられたことが押し上げ要因となった」(同)と分析する。7月も勢いはそのままで、物 同112・0%、金額114%(EV重 115%、金額118%、ピュア重 100%、金額98%)――とさらに伸長している。7月は大雨や台風上陸など天候不順が影響し、小売りの客数は伸び悩んだ。7月単月の食用油全体マーケットも「物 96%と前年割れ、うち主力のキャノーラ油も94%にとどまった」(同)だけにオリーブオイルの伸びが際立つ。
 新商品の投入や積極的なメニュー提案などが成長要因となっていることも確かだ。日清オイリオグループが今春から投入したワンランク上のBOSCO「BOSCOプレミアムエキストラバージンオリーブオイル」や「日清さらっと軽〜いオリーブオイル」は順調に推移。J-オイルミルズは、ヤマキの「白だし」「めんつゆ」とのコラボレーションを展開するなど、マーケットの活性化に貢献している。
 オリーブオイルの購入経験率は11年が47・2%、12年が49・9%と上昇を続け、13年はついに51・5%と5割を超えた。ゴマ油が6割超えであることからすると、まだまだ伸びる余地を残している。大手二社とも積極的な販促策を展開しており、今期もさらなる市場拡大が期待されている。