財務省関税局
  8月の大豆輸入量は29万9067トン 
  前年比17%増、単価6.8万円に軟化
  財務省関税局が18日に発表した今年8月分の貿易統計速報によると、当月の「大豆」の輸入実績は各国合計で29万9,067トンで前年同月の25万6,516トンと比べ、数 で4万2,551トン、比率で16・6%の増加となった。うち、米国からの輸入 は12万8,333トンで、全体に占めるシェアは42・9%で前月(46・4%)からさらに低下した。
 今年1〜8月累計では211万872トンとなり、前年同期(191万3,302トン)と比べ10・3%増で推移している。 8月の大豆輸入金額は204億4,200万円となり、CIFベースでのトン当たり輸入単価は6万8,353円で前年同月の6万9172円と比べトンあたり819円(1・2%)とわずかではあるが下落に転じた。前月の7万2,489円との比較でも同4,136円値下がりしている。
 

 
 ヤシ油相場     
 ロッテ相場は底打ち感、反転へ  
  パーム油・核油反発に追随
 コプラ減産が絶えず相場を支援  
 
 
 ヤシ油相場はここにきて、底打ち感が台頭してきた。急落していたパーム油が持ち直してきていることに加え、ファンダメンタルズでも昨年の台風被害を受けたコプラ減産が効いている。フィリピン現地では「コプラが手当てしずらくなっている」(トレーダー筋)としており、パーム油が反発に転じたいま、ヤシ油相場は今後、強気の展開に出ることも考えられている。
 8月後半にかけて、パーム油・パーム核油が急落。マレーシアのパーム油相場は先物が2,000リンギ割れ、FOB価格は600ドル台前半まで軟化し、約5年半ぶりの安値をつけた。コプラ減産という強材料を抱えながらも、パーム油安に追随。ロッテルダム相場は1時、1100ドルを割り込む局面も見られた。しかしながら、マレーシア政府の輸出関税撤廃策を受けて、パーム油が反発。9月入り後は徐々に値を上げており、ヤシ油相場も底入れした感が強い。
 ファンダメンタルズでは、コプラ減産が相場を支援する構図に変わりない。8月のフィリピンのコプラ生産 は前年同月を5割強上回ったが、7〜8月で見るとやはり前年割れ。当然、需給の緩みには至っていない。現地筋からは「年内分の手当てがしずらくなっている。10〜11月について、ディーラーらも価格を出してこないということからも、コプラがタイトとなっているのは明らか」(トレーダー筋)という。中長期的に見ても、コプラ減産が相場を下支えするとの見方だ。
 一月のフィリピンのコプラ生産量は15万9,292トンで前年同月(26万1,957トン)と比べ39%減、2月は20万7,914トンで同(22万240トン)比6%減、3月が17万6,003トンで同(33万2,823トン)比47%減、4月が19万2,386トンで同(22万2,087トン)比13%減、5月が19万5,942トンで同(27万7,937トン)比30%減、6月が21万699トンで同(19万9,426トン)比6%増、7月が17万1,849トンで同(28万5,880トン)比40%減、8月が22万5,513トンで同(14万8,770トン)比52%増。1〜8月累計では153万9,596トンで前年同期(194万9,120トン)と比べ21%減となっている。過去5年平均(177万8,915トン)との比較でも13%減。
 一方、ヤシ油の輸出 は1月が7万2,470トンで前年同月(11万2,186トン)と比べ35%減、2月が7万1,900トンで同(6万2,167トン)比16%増、3月が5万9,950トンで同(16万7,074トン)比64%減、4月が6万3,621トンで同(5万2,450トン)比21%増、5月が6万6,889トンで同(13万5,303トン)比51%減、6月が7万3,893トンで同(6万3,408トン)比17%増、7月が4万9,845トンで同(11万7,753トン)比58%減、8月が8万4,550トンで同(4万9,105トン)比72%増。1〜8月累計では54万3,118トンで前年同期(75万9,446トン)と比べ28%減で推移している。過去5年平均(66万3,016トン)との比較でも18%減。