2014年輸入通関  
 8月分菜種の輸入量18万3878トン  
  調整で前年比は18%減少
 豊作で単価5万6273円22%急落
 
 
   財務省関税局が週明けの9月29日に発表した2014年8月の輸入通関実績のうち、「菜種」の輸入量は、各国合計で18万3,878トンと、前年同月の22万5,118トンに比べ、数量で4万1,240トン、比率で18・3%の大幅な減少となった。
 主要輸出国であるカナダ産菜種は、統計局の発表によると新穀菜種(2014/15年クロップ)生産見 しを、生育初期の降雨の影響から作付面積が下方修正され、1,390万トンに下方修正したもののウィニペグ相場は、シカゴ大豆の1億トンを超える史上最大の生産見通しから大豆相場が急落し、追随して軟化傾向にある。
 現地9月26日のウィニペグ菜種期近相場は、395・30カナダドルで、この1カ月で更に26・6カナダドル(6・3%)下落している。
 本年の菜種輸入の経緯は、積み出し港バンクーバーまでの貨車繰りの悪化もあって、1月が58・5%減に半減し、2月も27・7%の大幅減少だった。3月は1旦、11・4%の増加に転じたものの、4月は再び18・5%の大幅減少、5月は23・0%の大幅増加、6月も7・0%増、前7月も5・8%の増加と、3カ月連続で前年実績を上回っていたが、当月は4カ月振りに前年実績を大幅に下回った。
 大豆ミールバリューの低下により、10~12月渡し商談で、国内の大豆粕価格がトン当たり8,000円程度急落している事から、10月以降は、搾油原料の菜種シフトが進む可能性もある。
 この様な本年年初の輸入急減や当月の大幅減少から、輸入累計は1~8月で148万7,721トンと、前年同期を15万5,205トン(9・4%)下回って推移している。
 8月分の菜種の輸入金額は、各国合計で103億4,732万5,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、5万6,273円で、前年同月の同7万1,947円に比べ、トン当たり1万5,674円(21・8%)急落している。
 輸入単価は、ウィニペグ菜種相場は下落傾向にあるものの為替の円安から、前月に比べると更に1,392円(2・5%)上昇している。 2014年8月単月及び1~8月累計の国 輸入実績と金額は次の通り。
 
カナダ 15万3,727トン(86億5,296万1,000円)、1~8月累計132万9,870トン(727億5,287万4,000円) ▽豪州=3万151トン(16億9,436万4,000円)、同15万7,769トン(94億678万円)
豪  州 3万151トン(16億9,436万4,000円)、同15万7,769トン(94億678万円)
8月合計 18万3,878トン(103億4,732万5,000円)、1~8月累計148万7,721トン(821億6,933万7,000円)