搾 油 原 料  
 8月大豆輸入29万9067トン17%増  
  1~8月累計も10%増加
  大豊作予想単価1.2%安に転ず
 
   
   財務省関税局は9月29日、2014年8月分の輸入通関実績(確定値)を発表した。
 それによる本年8月の「大豆」の輸入実績は、各国合計で29万9,067トン(内、播種用ゼロ、黄白大豆29万8,862トン、その他大豆205トン)と、前年同月の25万6,516トンに比べ、数量で4万2,551トン、比率16・6%の大幅な増加となった。このうち米国産のシェアは42・9%と、ブラジルからの入荷が米国を上回った事で前月から更に3・4ポイント低下した。
 大豆の輸入経緯は、1月が比率で11・1%の大幅な増加となり、2月は1旦、10%の減少に転じたものの、3月の輸入実績が40・3%増、4月が20・2%の増加、5月が10・9%の増加、6月が20・4%の大幅な増加と4カ月連続で前年実績を上回っていたが、前7月は18・8%の減少と5カ月振りに前年実績を大幅に下回った。
 1~8月の累計輸入 は211万872トンと、前年同期を19万7,570トン(10・3%)上回って推移している。
 8月の大豆の輸入金額は、各国合計が204億4,213万円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、6万8,353円と、前年同月の6万9,172円に比べ、トン当たり819円(1・2%)の安値に転じた。
 米国大豆は1億トン超えの大豊作予想から、シカゴ相場が10ドル割れに急落しており、輸入単価は前月に比べると同4136円(5・7%)下落している。
 大豆輸入の環境は、昨年から大豆のミールバリューが70%を超す高い水準にある事で、大豆の処理数が増加傾向にあったが、8月以降、ミールバリューは68%台に低下している事で、今後は輸入数量が減少する可能性もある。
 2013年は、国際的なオイル安、ミール高の傾向が顕著で、大豆有利の展開ではあったが、国産大豆粕の価格高騰から飼料配合率が低下して、大豆の輸入を増やす環境にはなかったが、本年の大豆粕需給は不透明になっている。
 本年8月単月及び1~8月累計の主要国別の輸入実績と金額は次のとおり。
 
カナダ 3万2,797トン(29億1,813万3,000円)、1~8月累計26万2,897トン(226億7,421万3,000円)
中 国 1,385トン(1億6,118万9,000円)、同2万7,606トン(31億3,823万6,000円)
米 国 12万8,333トン(89億3,135万2,000円)、同144万3,071トン(964億319万円)
ブラジル 13万5,568トン(83億6,281万1,000円)、同37万2,968トン(236億6,643万8,000円)
パラグアイ単月 82トン(669万4000円)
ウルグアイ 802トン(5289万5000円)、同1385トン(9130万6000円)
アルゼンチン 100トン(905万6,000円)、同121トン(1,098万6,000円)
8月合計 29万9,067トン(204億4,213万円)、1~8月累計211万872トン(1,461億6,925万4,000円)