専門商社筋

   
 10〜12月渡しYG商談を注視
 食用牛脂との格差キロ7円接近  
 

 
 専門商社筋は9月1日、豚脂を中心に食用動物油脂の需給が逼迫傾向の中で、来月10月中旬に掛けてネゴ入りが予想されている10〜12月渡しの「飼料用動物油脂」(YG/イエローグリース級)商談に注目している事を明らかにした。
 食用動物油脂商談は、先般決着した9月渡しこそ、前月と同値据置きで決着したが、豚の感染症PED(豚の下痢症)による豚脂を中心にした生脂の需給逼迫懸念から、8月渡しで豚脂のみキロ当たり5円値上げされ、6月渡しでは豚脂も・牛脂共にキロ当たり5円値上げされている。
 この様な経緯を経て現在の食用豚脂価格はキロ当たり93円で、牛脂は同88円で流通している。一方、飼料用動物油脂は7〜9月渡しがキロ当たり81円となっている。
 食用と飼料用の格差は、豚脂でキロ当たり12円、牛脂で同7円の格差が付いている。
 一般的に動物油脂の流通費は、九州地区から関西の工場、東北地区から関東の工場へ、キロ当たり10円と言われており、豚脂についてはクリアしているが、牛脂については3円不足している事から、10〜12月のYG商談で、値上げされる事になれば、食用が飼料用に流出する事が懸念されるとしている