搾 油 原 料
   10月大豆輸入28万2506トン6.8%減  
  輸入単価5万1557円10.2%安
 豆油在庫増で累計も2.8%減少
     
   財務省関税局は11月29日、2016年10月分の輸入通関実績(確定値)を発表した。
 このうち本年10月の「大豆」の輸入実績は、各国合計で28万2,506トン(内、黄白系28万2,172トン、その他大豆334トン)と、前年同月の30万3,226トンに比べ、数量で2万720トン(6・8%)の減少となった。
 本年の大豆輸入は、菜種に比べての有利性が薄れた事もあって、1月が2・8%の減少、2月が16・7%の減少、3月も10・4%の減少と、3カ月連続で前年実績を下回っていた。
 ミールバリューの回復もあって4月は4カ月振りに前年比15・8%増、5月も18・0%の増加、6月も20・6%の大幅な増加と、3カ月連続で前年実績を上回っていた。
 7月は、22・3%、8月も31・7%減と2カ月連続で大幅な減少となったが、前9月は3カ月振りに12・5%の増加に転じていた。当月は1カ月で再び前年割れとなった。
 前半の減少傾向と、7~8月の大幅減少から1~10月の輸入累計は267万3,631トンで、前年同期に比べ7万7,728トン(2・8%)の減少で推移している。
 10月の大豆の輸入金額は、各国合計で145億6,512万5,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は5万1,557円と、前年同月の5万7v382円に比べ、トン当たり5,825円(10・2%)の下落となっている。
 輸入単価は、米国大豆の史上最高の生産にも関わらず、堅調な輸出需要を背景に、相場は上昇しており、前月に比べると同1,997円(4・0%)の上昇に転じている。
 直近のシカゴ大豆相場は、米国大豆の豊作が確定している中、輸出需要が堅調な事から反発しており、現地11月29日の期近相場がブッシェル当たり1,042・50セントと、前月同期に比べ更に41・00セント(4・1%)上昇している。
 搾油用原料大豆の環境は、今年に入って低下したシカゴ大豆のボードマージンが、石油原油価格の改善や、BDF(バイオディーゼル)向けの植物油の配合割合が増加した事等から大豆油を中心に上昇している。1方でミールバリューは低下している。
 2016年10月単月及び1~10月累計の大豆の主要国別輸入実績と金額は次の通り。

▽中  国 1,403トン(1億3,139万8,000円)、1~10月累計2万4,661トン(27億524万5,000円)
▽カナダ 2万7,682トン(18億8,747万6,000円)、同29万6,661トン(213億1,310万8,000円)
▽米  国 17万5,957トン(87億9,951万8,000円)、同185万3,193トン(949億6,766万8,000円)
▽ブラジル 7万7,464トン(37億4,673万3,000円)、同49万8,795トン(228億8,077万7,000円)
▼10月合計 28万2,506トン(145億6,512万5,000円)、1~10月累計267万3,631トン(1,418億8,774万円)。

 



  輸入通関実績