16年輸入通関
   10月ゴマ輸入1万3786トン前年比14%減
  単価12万1783円で35%急落
 在庫解消遅れ累計も15%減少
     
   財務省関税局は11月29日に2016年10月分の輸入通関実績を公表した。このうち本年10月の「ゴマ」(食品用、搾油用含む)の輸入 は、各国合計が1万3,786トンと、前年同月の1万6,017トンに比べ、数 で2,231トン、比率で13・9%の減少となった。
 本年の原料ゴマ輸入は、1月が8・4%の減少、2月が28・1%の、3月も30・6%の大幅な減少、4月も2・8%の減少と4カ月連続での前年割れとなっていた。
 5月は、今年に入って初めて5カ月振りに前年実績を8・8%上回ったものの、6月は1カ月で再び40・4%の大幅な減少となった。7月は21・8%の増加となったものの8月は12・1%の減少と1カ月で再び前年割れとなった。
 前9月も16・9%の減少で、当月も含め3カ月連続での前年割れとなった。 原料ゴマは昨年の相場高値時のゴマをゴマ製品安定供給の観点から余分に手当てしており、国内のゴマ関連メーカーは、高値時ゴマの消化に奔走している。
 前半の輸入減少傾向から1〜10月の輸入累計は12万8,293トンと、前年同期を2万2,693トン(15・0%)下回って推移している。
 10月のゴマの輸入金額は、各国合計で16億7,890万7,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は12万1783円で、前年同月の18万8,049円に比べ、トン当たり6万6v266円(35・2%)の大幅下落となっている。
 搾油ミックスゴマ相場が、中国の買付け一服感や、主要生産国アフリカの前年並みの生産等から軟化し、前月まで輸入単価は、月を追って下落して来たが、当月は食品用白ゴマの輸入 が前月を上回った事もあって、前月に比べると2,870円(2・4%)の上昇に転じている。
 搾油用ミックスゴマの主要産地であるアフリカ産の10月輸入 は、1万736トンで、全体に占めるシェアは77・9%と、前年同月に比べ9・6ポイント、前月に比べても6・2ポイント上昇している。
 原料ゴマ相場は昨年からの下落傾向は一旦底を打ち、8月入りで世界のゴマ生産が端境期入りし、1,200ドルまで反発したが、現在は中国の買付けが一服している事もあって、同950ドルに下落して推移している。
 2016年10月(300トン以上の輸入実績)及び1〜10月累計の国別輸入実績と金額は次の通り。
 
 
▽ミャンマー   511トン(1億2,748万5,000円)、1〜10月累計6,786トン(18億6,889万3,000円)
▽グアテマラ  584トン(8,306万7,000円)、同8,083トン(13億3,792万6,000円)
▽ボリビア  737トン(1億3,001万7,000円)、同1,555トン(3億1v608万円) 
▽パラグアイ  916トン(1億6,918万3,000円)、同1万634トン(21億319万3,000円) 
▽ブルキナファソ  1,257トン(1億1,733万5,000円)、同1万1,986トン(11億9,166万9,000円
▽ナイジェリア  5,001トン(4億7,819万9,000円)、同4万8,400トン(57億1,478万2,000円) 
▽タンザニア  3,568トン(3億8,188万6,000円)、同1万4,813トン(19億8,029万6,000円)
▽モザンビーク  702トン(9,805万7,000円)、同6,475トン(9億565万9,000円) 
▼10月合計  1万3,786トン(16億7v890万7,000円)、1〜10月累計=12万8,293トン(189億4,157万9,000円)。 
 



  国産原料油脂