16年通関
   10月のパーム油輸入5万4534トン  
  前年比18%増累計2.1%増
 輸入単価7万2364円で6.3%低下
     
   財務省関税局は11月29日に、2016年10月の輸入通関実績を発表した。このうち「パーム油」の輸入量は、各国合計が5万4,534トン(内訳/粗油ゼロ、ステアリン7,044トン、精製油4万7,490トン)で、前年同月の同4万6,168トンに比べ、8,366トン(18・1%)の増加となった。
 本年のパーム油製品の輸入経緯は、1月が8・4%の増加でスタートし、2月が32・7%の大幅な増加となった。3月が18・1%の減少、4月は1・6%の微減、5月が9・4%の減少と3カ月連続での前年割れとなっていた。
 6月は3カ月振りに前年実績を5・5%上回ったが7月は1カ月で再び16・9%の大幅な減少となり、8月も3・5%の減少と2カ月連続での前年割れとなった。
 輸入単価の下落もあって前9月は14・4%の増加に転じ、当月も含め2カ連続で前年実績を大幅に上回った。
 2カ月連続での輸入増加で、1~10月の輸入累計は51万8,256トンと、前年同期を1万454トン(2・1%)上回って推移している。
 10月のパーム油の輸入金額は、各国合計で39億4,630万1,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、世界的なパーム油の供給過剰感による相場軟化や為替の円高もあって7万2,364円と、前年同月の7万7,198円に比べ、トン当たり4,834円(6・3%)の安値となっている。
 直近のパーム油相場はマレーシアの生産減少や、石油原油高に追随して、上昇傾向になっているが、前年同期に比べた急速な為替の円高から前月に比べても更に106円下落している。
 パーム油相場は、前述した米国産大豆のオイルバリューの上昇に追随して値を上げており、現地12月2日のマレーシア期近相場は、トン当たり3,120リンギと、前月同期に比べ更に266リンギ(9・3%)上昇している。
 マレーシアのパーム油需給は、昨年からのエルニーニョ現象の影響で例年より生産が減少しており、クアラルンプールのパーム油期近相場は回復し、上昇傾向にある。
 10月以降もモンスーンによる降雨も予想され、収穫が更に減少する見通しから需給は締まる見通しとなっている。
2016年10月単月及び1~10月累計の主要輸出国別輸入量と金額は次の通り。
 
 
▽マレーシア   3万6,514トン(内原油ゼロ、ステアリン4,760トン、精製油3万1,753トン/合計金額26億4,960万1,000円)、1~10月累計37万5,551トン(同3万3,328トン、同34万2,223トン/合計金額279億8,627万2,000円)
▽インドネシア  1万7,986トン(内原油ゼロ、ステアリン2,283トン、精製油1万5,703トン/合計金額12億9,061万1,000円)、同14万1,814トン(同3トン、同1万2,420トン、同12万9,391トン/同104億6,s014万4,000円)
▽シンガポール 17トン(全量精製油/金額250万2,000円)、同6,63トン(同1億339万3,000円) 
▽コロンビア  16トン(全量精製油/金額358万7,000円)、同225トン(同4,766万2,000円) 
▼10月合計  5万4,534トン(内原油ゼロ、ステアリン7,044トン、精製油4万7,490トン/金額39億4,630万1,000円、1~10月累計51万8,256トン(内、原油4トン、ステアリン4万5,748トン、精製油47万2,504トン/合計金額385億9,942万円)。
 



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