2016年通関
   10月の飼料トウモロコシ輸入  
 82万1283トン前年比7.8%減少
 単価21.8%低下で累計9.2%増加
     
   財務省関税局は去る11月29日に2016年10月の輸入通関実績を公表した。このうち「飼料用トウモロコシ」の輸入量は、各国合計で82万1,283トンと、前年同月の89万1,030トンに比べ、数量で6万9,747トン、比率で7・8%の減少となった。
 今年の飼料用トウモロコシの輸入経緯は、米国や南米の豊作見通しから、シカゴ相場が軟化した事で、1月が5・5%の増加でスタートし、2月が25・1%の大幅な増加、3月も15・5%の増加、4月も1・4%の微増、5月も11・7%増、6月も13・1%の大幅増加、7月も2・9%の増加、8月も11・1%の増加、前9月も21・8%の大幅な増加と9カ月連続で前年実績を上回っていたが、当月は10カ月振りに前年実績を下回った。
 当月を除いて、全ての月で前年実績を上回った事から1~10月の累計輸入 も836万1,126トンと、前年同期を70万4,725トン(9・2%)上回って推移している。
 本年10月の飼料用トウモロコシの輸入金額は、各国合計が158億2,069万4,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は、相場下落と為替の円高から1万9,263円と、遂に2万円の大台を下回り、前年同月の2万4,628円に比べ、トン当たり5,365円(21・8%)の大幅下落となっている。
 輸入単価は、為替の円高やシカゴトウモロコシ相場の軟化傾向から、7月までは前月を下回って推移していた。8月は、一旦、前月に比べ同790円(3・9%)の高値に転じていたが、前9月は再び前月比1,097円(5・2%)の安値に、当月も更に761円(3・8%)下落している。
 2016年は価格の低下から配合飼料設計で主原料トウモロコシの配合率が増加傾向にあったが、2016年2月は前月比で0・1%低下した。3月の配合率は46・2%で、前月を維持したが、4月の配合率は46・5%で、再び前月から0・3ポイント上昇。5月は46・6%と、更に0・1ポイント上昇、6月は46・6%と前月の配合率を維持した。7月は46・2%と、前月から0・4ポイント低下、8月は46・1%と前月から更に0・1ポイント低下、9月も45・9%と更に0・2ポイント低下している。
 トウモロコシの相場動向は、現地、12月6日のシカゴ・トウモロコシ期近12月きりが、ブッシェル当たり351・00セントと、前月同期に比べ3・25セントの下落と、ほぼ同水準で推移している。
 2016年10月単月及び1~10月累計の主要輸入国 実績と金額は次の通り。
 
 
▽米  国   77万6,913トン(150億1,444万1,000円)、1~10月累計574万4,335トン(1,195億5,469万7,000円)
▽ブラジル 4万4,370トン(8億625万3,000円)、同258万3014トン(574億3,099万4,000円)
▽ロシア累計 1万3,142トン(2億6,829万1,000円)
アルゼンチン累計 2万635トン(4億7,055万5,000円)
▼10月合計 82万1,283トン(158億2,069万4,000円)、1~10月累計836万1,126トン(1,777億2,453万7,000円)。 
 



 カナダ統計局