㈱Jーオイルミルズ
   業界紙との年末懇親会を開催  
  八馬史尚社長が冒頭挨拶
 年末に来て搾油環境急変する
     
   ㈱Jーオイルミルズ(東京都中央区・八馬史尚社長)は12月15日、東京・内幸町の「日比谷聘珍樓」において業界紙記者団との「年末懇親会」を開催した。
 当日は、代表取締役社長の八馬史尚氏以下、取締役兼専務執行役員の善当勝夫氏、取締役兼執行役員の立見健一氏、常務執行役員の山形芳弘氏、常務執行役員の内山明浩氏が出席した。
 また、当日のコース料理には、同社の販売戦略のキーワードになっている高付加価値商品でオーストラリアから輸入されている「プレミアムオリーブオイルの〃FRUTIA〃」が調味料として供された。
 冒頭に挨拶を行った八馬社長は年末の事業環境の変化について、「前回、新年向けの新春インタビューを行い、皆さんに話しをしたが半月もしないうちに、あの時と今日では空気感が変わって来ている。為替、原料も含め相当大きく局面が変わってきている事を痛感している。前回9月の懇親会では、善当専務の方から、環境は凪との話しがあったが、年末に来て天候模様が変わってきている。もちろんこれまで り、我々がプロアクティブに市場を作り、価値を作る仕事をしていく事は変わらないが、この環境の変化にどうリアクティブに動いていくかも大きな課題として感じている。いずれにしてもこの環境を乗り越えて、Jーオイルミルズとしては、12年目を更に13年目に向けて、人で言えば中学生になって行く時期であるが、更に来年に向け大きく成長出来る様に努力して行きたい」と語り、年末にきての急激な為替の円安傾向と、原料上昇による搾油環境の大きな変化に懸念を表明した。
 引き続き乾杯の音頭を取った善当専務はその挨拶の中で、「今、八馬社長から3カ月前の夏季懇親会の話しがあったが、9月の時点では穏やかであった。年初からの円高で、原料も豊作予想が出て搾油コストが安定していた。価格が下がりながらも、私どもの第1四半期、第2四半期の決算を見ると油については、穏やかで確かに凪と云う言葉を使ったが、現状は〃大時化〃となっている。一昨日、東京油問屋市場の大納会が開かれたが、最後に全油販連の宇田川会長から総括で挨拶があった。その中でこの一年油脂業界から値上げの声が聞かれなかったのは私の経験の中では初めてだとの話しがあった。その りで11月のトランプ氏の米大統領当選までは、実に穏やかな環境であった。それが、現実的に大変な環境が目の前に来ており、私も含め営業部隊は、スイッチを大きく切り替えて、年を越そうとしている。来年は色々な事が話題になると思うが、会話は価格是正一本になるのかなと感じている。今日はこの程度の話で終わる事になるが、年も後半月ほどで明ける。今年と全く違った年になりそうであるが、皆さまにはポジティブな情報発信を期待している」と語り、挨拶を締め括った。
 搾油環境を9月時点で比較して見ると、シカゴ大豆定期相場が現地9月7日の期近でブッシェル当たり991・75セントだったものが、直近の12月15日で同1029・00セントと3・8%上昇し、菜種期近もトン当たり459・40加ドルが、518・60加ドルに12・9%上昇。問題は為替相場で、9月に1米ドル=101円台だったものが同118円台に17円の急激な円安となり搾油コストを押し上げている。
 



  不二製油グループ本社㈱