日本植物油協会
   植物油協会が会員懇親会開催
 八馬史尚副会長が乾杯の挨拶
     
   日本植物油協会(東京都中央区・今村隆郎会長)は12月20日、東京・丸の内のクラブ関東で今年最後となる理事会および会員集会を開催し、理事会終了後に 室において会員懇親会を開催した。
 当日は、農水省食料産業局の丸山雅章審議官が祝辞を述べたほか、植物油協会の八馬史尚副会長(Jーオイルミルズ社長)が乾杯の挨拶、岡田茂副会長(昭和産業会長)が中締めの挨拶で次のとおり語った。
丸山雅章審議官
 今年一年を振り返ると、英国のEU離脱、次期米国大統領にトランプ氏が当選するといった大きなニュースがあった。一方で、米国産の大豆、カナダの菜種が過去最高の収穫見 しとなっていることも製油業界にとっては大きなニュースであったと思う。国内に目を向けると、依然として高値で推移する原料相場の製品価格への反映については、十分な水準に達しておらず、先ほどの会長の話しにもあったが、円安も進んでおり、製油業界は非常に厳しい状況にあるということを私どもも認識しているところだ。
 昨年は、コメ油、アマニ油、えごま油、ココナッツオイルなど大きなブームがあった。今年はブームが落ち着き、定着しつつあるものと見受けられる。5月の 常総会時に、ともすれば健康 で悪者にとられがちだった油が健康というキーワードで注目を集めるということは、油脂全体についての消費者の理解が深まる転機となるのではないかと話した。こうした動きは、植物油協会を先頭に、皆さまが植物油の知識の普及に取り組んできた成 であると思っている。植物油は、そのまま食用に出されるほかに料理、あるいは加工食品に素材として多く用いられている。今後とも魅力ある高品質で安全な製品の供給に取り組んでいただきたい。また、油脂の知識、栄養 について一層普及に取り組んでいただくことを期待したい。
八馬史尚副会長
 5月から副会長を務めているが、この立場に立って初めて製油業界の10大ニュースを見て、改めて非常に大きなことが起こった一年であったと実感した。一位は『米国大豆豊作、世界生産も史上最高予想』ということだが、なかなか価格は変わらないということまで記してほしかったわけである。二位は『トランプ氏が米国次期大統領に、TPPの影響』とあり、為替は下の方にあるが、これも大きな影響を持つものと思う。三位が『カナダ菜種は一部未収穫も史上最高予想』だが、ここも価格の点について触れていないが、いずれも事業に大きな影響があることが起こっていると感じている。こうした環境にどう対応していくのか、今村会長の話しにもあったが、これから考えていかなければならない時にきている。
  一方で、四位の健康志向の高まりが追い風で、さまざまな油が市場を拡大していることに関しては、業界の皆さまと一緒に、さらなる市場拡大について、業界全体で取り組んでいくべきテーマであると思っている。油が体に良いということをみんなで力を合わせて発信しながら、業界の発展につながればと期待している。
 2017年は環境が大きく変わるが、ギアチェンジをしながら対応しつつ、市場拡大をし、17年も製油業界が発展することを祈念したい。 岡田茂副会長
 先日のサッカー・クラブW杯では、当社も支援する鹿島アントラーズががんばった。セカンドステージはボロボロで、とてもあんなになるとは思はなかった。選手の年俸を見ると、鹿島は6億前後と言われているが、レアル・マドリードの監督のジダンがその年俸とされており、だいたい20倍の差がある。しかし、あそこまでやれるということは、マインドではないかと思っている。われわれの業界、年末から年明け以降、環境は厳しくなるが、しっかりとしたマインドを持って対応すれば、きっと道は拓ける、いい試合ができるのではないかと思っている。
 



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