日本植物蛋白食品協会 
   年頭所感
 研究開発や技術革新で需要拡大に努力
 生理機能や健康効果等の理解進める
     
   新年明けましておめでとうございます。皆様には益々ご健勝で新年を迎えられたことと心からお喜びを申し上げます。
 我が国経済の基調判断としまして、景気はこのところ弱さもみられるものの、緩やかな回復基調が続いています。また、先行きについては、雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待されるものの、世界中に驚きをもって見られた米国の大統領選挙結 によって、今後の日米関係や世界経済への影響が非常に見 しにくくなったこと、英国のEU離脱問題や隣国である韓国の政情不安など、海外経済の不確実性や金融資本市場の変動の影響に留意する必要があると考えております。
 また、米国農務省が発表した穀物等の需給報告によれば、植物性たん白の原料となる小麦と大豆の生産量は、世界全体で前年度を上回り史上最高となる見込みとのことであり、期末在庫率は小麦で前年度よりわずかに低下する一方、大豆では上昇すると見込まれています。
 さらに、国内の植物性たん白の市場状況について申し上げますと、昨年上半期の出荷・自社使用量は約3万トンで、うち大豆たん白が約1・9万トン、小麦たん白が約一万トンとなっており、前年同期比103・5%となっております。経済情勢を含めた市場環境が総じて厳しい中において、この結 は関係の皆様のご支援、ご協力の賜物と感謝申し上げる次第でございます。
 今年の植物性たん白業界の課題は、研究開発や技術革新による新用途や新機能製品の開発を進め、引き続き需要拡大に努力することであります。また、植物性たん白のユーザーである水産練製品、食肉加工品、冷凍食品、パン・菓子、惣菜などの業界の皆様方とご一緒に、植物性たん白の持つ生理機能と生活習慣病予防等健康効果について一般消費者への理解を図り、需要拡大を進めていきたいと考えております。その他、今年も植物性たん白の普及、啓発を行うため、各業界の催しにも積極的に参加させて頂くこととしておりますので、よろしくお願い致します。
 また、当協会として毎年実施しています技術セミナー、各種展示会への出展と講演会の開催、PRパンフレットの配布、試供品の提供も例年以上に充実させて積極的に行っていくこととしておりますし、加えて、加工食品の原料原産地表示や国際基準であるHACCPの制度化といった食品産業全体を取り巻く動向にも的確に対応していく必要があると考えておりますので、ご支援、ご協力の程重ねてお願い申しあげます。
 今年がよい年でありますよう、また皆様のご発展、ご健勝を祈念しまして、年頭のご挨拶とさせて頂きます。
 



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