石洗工・界面工
   平成29年新年合同懇親会開催
  石洗工の澤田会長が挨拶
 安全性と環境対応で取組推進
     
   日本石鹸洗剤工業会(澤田道隆会長)と日本界 活性剤工業会(鳴瀧英也会長)共催による「平成29年新年合同懇親会」が6日、東京・大手町の経団連会館ダイヤモンドルームで開催された。当日は、両団体会員各社や関連企業、所管官庁など326人が出席し、両工業会の新年に向けた意気込みと熱気が感じられた。
 冒頭に、年頭の挨拶(年頭挨拶は両工業会で一年毎に持ち回り)を行った日本石鹸洗剤工業会の澤田道隆会長(花王社長)は、昨年を振り返って「両工業会の昨年の実績は、家庭用も工業用品も大変健闘した一年であった。12月末までの出荷統計がまだ出ていないので、1~10月までの出荷統計を基に話しをすると、界 活性剤工業会における販売数 は73万4,000トンで、前年同期比99%であった。販売金額は2167億円で同99%であった。石鹸洗剤工業の油脂製品の販売数量は、12万1,000トンで同101%、販売金額は183億円で同99%だった。家庭用製品の販売数 は対前年比105%、販売金額は7105億円で同104%であった。両工業会とも11、12月とまだ、好調を持続しているので、もう少し結 が良い形で終了出来ていると考えている。変化の激しい、厳しい環境の中で、洗剤等の日用品は堅調を保ちながら、界面活性剤も含めた工業用品も堅調に推移出来た一年であった」
「両工業会は、色々なテーマを持って活動しているが、今年もきちっとやらねば成らない二つのテーマがある。一つは界面活性剤の安全性で、我々がきちっと確認して進めているが、行政、学会等との連携を図りながら、安全性について対応して行きたい。もう一つは環境対応で、パリ協定が締結されて環境対応は世界的な取り組みが推進されている。我々両工業は、環境配慮について非常に重要視しており、以前からしっかりと取り組んで来た。LCA(ライフ・サイクル・アセスメント)で、原料を購入する所から、最後の廃棄に至るまでのライフサイクル全体において取り組んで行きたい。昨日、世耕経産大臣と会って、環境負荷低減に関しては、日本が先頭を切って進めて欲しい。特にケミカルの我々の界 活性剤について依頼されたので、真摯に取り組んで行きたいと考えている」
 「現状、日本の政治が安定して来ている。欧米も含めて一番安定している。これが変化対応でマイナスに働く事を危惧している。安定すると保守的になる。不安定だと大きな問題が起きたとき、それを変える切っ掛けになる。これが政治が安定している故に切っ掛けを作りにくいので、回りが変わっていく中で、取り残されない様にする必要がある。安定した政治の中で、それに安住していると、変化対応に遅れて、日本だけが取り残されてしまう事を危惧している。我々両工業会は、その中を突破していく役割を持っていると考えている。それは原材料だけではなくて、家庭用品も含めて、非常に身近な所で我々の製品や原料が活躍しているからに他ならないと考えている。我々両工業会が、積極的な活動を行いながら、社会への役立ちもしっかり進めて行きたい。変化対応においても、半歩、一歩先を行く活動を今後とも行って行きたい」と語った。
 引き続き、所管官庁関係の来賓の紹介が行われた。来賓を代表して経済産業省大臣官房審議官(製造産業局担当)の佐藤文一氏が祝辞を述べた。
 懇親会に入り、乾杯の挨拶を行った日本界 活性剤工業会の鳴瀧英也会長は、特にその中で、「両工業会を取り巻く環境は、年毎に変化している。外部環境の大きな変化にも対応出来る、顧客に満足出来る製品を提供して行く事が我々の使命だと考えている。本年は酉年である。鳥は恐竜から進化したと言われている。何故、恐竜が絶滅して、鳥だけが生き延びたかの理由は分かっていない。ある学説によると、鳥は空気中の酸素を効率良く取り入れたと言われている。その頃の空気中の酸素濃度は約15%と言われており、現在の三分の二程度であった。酸素濃度の低い中で、有効に取り込む肺呼吸を持っていた為に、生き残ったと言われている。我々、両工業会も外部環境を吸収し、顧客の要望を取り込んで製品を作る事を心がけてきた。今後も優れた製品を作って、正業としての本分を全うして行きたい」と語った。
 



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