愛知油脂卸
   平成29年新年会開催  
 太田健介理事長が年頭挨拶
 製販で価値訴求、市場の活性化を
     
   愛知県油脂卸協同組合(太田健介理事長)は18日、名古屋市西区の名古屋逓信会館で「平成29年新年会」を開催した。当日は会員販売業者、賛助会員メーカーなど多数が出席、それぞれが今年一年の飛躍を誓い合った。
 年頭のあいさつを行った太田健介理事長(太田油脂社長)は「皆さま年始の挨拶回りで、景況感を聞く機会があったと思うが、何となく年末から年始にかけてモヤモヤっとした感じが多かったというのが実感だ。何故かと思うと、やはり今月20日に就任する米国大統領のトランプ氏の今後の政策がどうなるのか、また、昨日の英国のEU市場離脱がどう影響するのか、国内経済もなかなか回復基調とならないなど、先行きが見えづらいといったことが消費者のマインドを反映しているのではないかと感じている」と内外情勢に言及した上で、「油脂業界においても原料相場が高止まりし、為替も円安。そして、国内の需給バランスがどうなっていくのか、先行きが不透明な中、昨年末に大手製油メーカーが価格改定を発表し、われわれ販売業者も一体となって突き進んでいく年初になっていくだろうと予測している。当組合としては、変化が起こるだろうとの予測の下、環境対応業、環境変化にしっかりと対応していく、変化の時こそチャンスである、と前向きに捉えてスピードを持って対処していく年とすることが重要であると思っている」と強調した。
 さらに、太田理事長は「製造と販売が一体となって油の価値の向上、機能の訴求、おいしさと健康についての訴求を引き続き行い、油脂の市場を活性化する一助になればと考えている。業界の発展のため、努めていきたい」と力強く語り、あいさつを締めくくった。
 引き続き、来賓祝辞に移り、全国油脂販売業者連合会の宇田川公喜会長(宇田川商店社長)が「昨年末から、油価改定のお知らせが各メーカーから出ている。為替は若干のブレはあるものの円安方向に進み、原料相場も高止まっている。先日、東京油問屋市場の初立会が行われ、日清オイリオグループ社長で日本植物油協会の今村会長が抽象的なもの言いだったが『心を一つにして、強い意志をもって大きな目標に向かって進んでいきたい』という力強い言葉があった。全国油脂販売業者連合会としても、適正な油価の実現と油脂業界のますますの発展に全力で取り組んでいきたい。ご協力をお願いしたい」とあいさつした。
 この後、筒井タカヤ愛知県会議員が祝辞。さらに、日本植物油協会会長会社を代表して日清オイリオグループ中部支店の長岡宏理事支店長が「一番気に留めなくてはいけないのは同質化競争ではないかと思っている。良くないとはわかっているが、ついついそうも言っていられないということだと思うが、今年以降は価格に偏った同質化競争は本当に避けたいものだと考えている。そして、われわれ同業同士、メーカーも卸も同じだが、同業他社の商品を認め、その動き、商売、仕事を容認するという時代ではないかなと思う。心を一つに一丸となってという思いは、今回の値上げだけではなく、業界の発展を思ってのことであると私は感じている。喫緊の課題はこの1〜3月、仕上がりコストが急騰したことから各社、値上げをお願いしているところである。愛知油脂卸の組合員の皆さまにおいては、一層のお力をいただき、何とかこの1〜3月、4月以降も不透明ではあるが、いずれにしてもコストに見合った商売を推進していくことが重要である。太田理事長が一貫して主張している油の価値をいかにお客様に理解してもらえるか、ここに専念していきたいと思っている」などと祝辞を述べた。
 乾杯の発声は、Jーオイルミルズの小野繁名古屋支店長。小野支店長は「歴史的な大転換点の年になるのかな、今年もまたいろいろなことが起こるのかなと思っている。こうした中で一番大事なのは何か。互いの信頼関係が一番大事であると思っている。今年も皆さまと手と手を携えて三方良しとなるようにがんばっていきたい」と高らかに杯をあげ、和やかな懇親の場に移った。
最後は佐橋毅勇副理事長(徳万商事社長)の油締めで散会した。
 



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