マレーシア・パーム油
   足下は供給ひっ迫で高値圏維持 
 春以降は生産回復見込み軟化か
     
   マレーシアのパーム油相場は、年明け後も引き続き堅調な動き。低水準の在庫(12月末で166・5万トン、前年同月比36・8%減)に加え、洪水による一月の生産減少懸念を背景とする足下の供給ひっ迫のほか、底堅いシカゴ大豆・大豆油相場、さらには輸出需要が前月を上回って推移していることも支援要因となっている。当面、下値は限定的とみられるが、中長期的には生産回復に伴う需給の緩和で、減産期を過ぎる春先以降は軟化に向かうと見る向きが多い。
 在庫が少ない現状下、マレーシアでは多雨による洪水が一部地域で発生しており、一月の生産量は前月(147万トン強)から減少すると予想。一方、輸出需要は堅調で、1月1〜25日までの輸出量はSGSによると90・4万トンで前月同期を9・3%上回って推移している。このため、足下の需給は依然として引き締まっており、先物相場は年明け後も3,000リンギ台を堅持している。
 エルニーニョの影響を受けて減産となった16年と比べ、今年の生産 は回復に向かうというのが大勢。生産回復を背景に、4月以降は下落に転じるとしている。先週、パキスタンで開催された会議で著名なアナリストは、今年第2四半期以降の相場下落を予想した。
 ドラブ・ミストリ氏は3月までに先物相場3,300リンギまで上昇するとみるが、4〜7月は生産回復を背景に2,500リンギまで下がるとの見立て。トーマス・ミエルケ氏はパーム原油で1〜3月は800ドル、4月以降は下落。ジェームス・フライ氏は先物相場が9月までに2,500リンギまで下落するとしている。
 



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