昭和産業㈱
    昭和産業が記者会見
  寺井部長が糖質部の概況を説明
  新設のRD&Eセンターを活用
     
   昭和産業㈱(東京都千代田区内神田・新妻一彦社長)は去る2月3日に記者会見並びに懇談会を開催した。糖質部の概況については、寺井 健糖質部長が報告を行った。
 寺井部長は、糖質事業のセグメント 実績について「糖質事業の第34半期は売上高251億6,600万円で前年同期に比べ18億9,400万円、7・0%の減収となった。営業利益は23億6,000万円で同7,400万円、3・3%の増益となった」と述べた。
 寺井部長は製品市況について「業界市況は、デンプンの原料となるシカゴのトウモロコシ相場に大きな変化はなかった。為替については、第3四半期の半ばまでは、円高と言う事で一割程原料価格が下がった。この影響により、糖化製品の価格も下落している。今後については円安に振れている事から、製品価格も上昇傾向が見込まれる」と語った。
  寺井部長は、業界の動向については「糖化製品には3つのカテゴリーがあるが、主製品である異性化糖の業界販売数 は4〜12月が業界全体で94万9000トン、前年同期比103・0%とやや上回っている。販売 増加の要因には、夏場の天候、ワールドカップ、オリンピック等のイベントの状況等があるが、昨年の夏場は平均気温が、若干例年を上回った。リオの五輪で、飲料メーカーがキャンペーンを打った事で販売 が前年を上回った。水飴については、9カ月の販売数 が47万2,000トンで同99・5%と、前年を下回った。下落要因としては、発泡酒や新ジャンルの水飴を原料としているアルコール飲料が全体的に低調であった事がある。ぶどう糖の販売数 は26万8,000トンで同101・4%に増加した。ぶどう糖は調味料や醗酵原料に使われているが、これらも販売 に比例して増加している」述べた。
 同部長は、糖化製品の販売状況について「糖化製品は、前年並みで推移している。澱粉関連製品は増加している。澱粉プラス小麦粉や、澱粉プラス糖と言った当社が持つ技術のコンビネーション提案によって増加している。今後については、新しく出来たRD&Eセンターの活用やグループ会社である敷島スターチと当社の営業部門の連携を図り、顧客のニーズに対応していく。また、昨今の急激な原料、為替の変動リスクに対抗する為に、付加価値の高い機能性製品の販売比率を高め、新たな製品を投入し収益の安定化を図っていく」と語った上で、「最後になるが、製品の安全・安心、安定供給を第一に考え、工場立地、自社バース、自社サイロと言った穀物ソリューションカンパニーとしての優 性を活かし、グループ会社である敷島スターチとともに事業を強化し、より顧客のお役にたてるように努力していく」と語り、糖質事業の報告を締括った。
 



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