日清オイリオグループ㈱
  攝津製油を完全子会社化へ
     
   日清オイリオグループ㈱は2月7日開催の取締役会で、攝津製油を完全子会社化することを決めた。
 両社の企業価値向上に資することを目的として、平成28年6月頃から、日清オイリオグループを頂点とする企業集団における攝津製油の 置 づけおよび両社間の事業シナジーの最大化の方策について協議してきた。その中で、グループ内の関連する経営資源を集約し、その上で経営資源の再配置を行うことで、グループ各社における得意分野への経営資源の集中やグループ内の重複機能の削減を行うことが可能となり、両社の企業価値の向上に資するとの認識に至ったもの。
 具体的には、攝津製油は、経営資源を化成品事業に集中させ、さらなる成長・発展に向けた取り組みを行い、外食店舗などの各種厨房や食品工場等の衛生管理等の向上を じて、食の安全・安心に積極的に貢献。日清オイリオグループも、攝津製油の化成品事業の成長・発展戦略を積極的に支援するため、両社間において、より密接な連携体制を構築していく。
 特に、攝津製油の販売先は、外食産業や食品小売業、食品メーカーなど日清オイリオグループの販売先と共 するところが多く、両社が連携した販売体制を強化するとともに、攝津製油の化成品ブランドの強化と日清オイリオグループのブランド力を活用した販売戦略を展開することを予定。研究開発においても、両社間での技術交流・融合を深化させ、特に、攝津製油の保有する疫学的知見をベースとした衛生管理技術等の高度化に取り組む。また、攝津製油化成品事業においては、生産設備を中心とする各種投資を構想しており、投資資金の調達においても、日清オイリオグループの資金力を活かした資金調達を検討している。なお、化成品事業において、これまで主要株主でもあった既存取引先との取引関係については、本株式交換後も継続する。
 また、これまで、日清オイリオグループの堺事業場内において運営してきた攝津製油の堺油脂工場を、日清オイリオグループの生産・物流体制に統合する。攝津製油が運営してきた堺油脂工場は、グループ全体の油脂・油糧事業における国内生産・物流拠点の一つとして、重要な責務を担ってきた。特に、日清オイリオグループの他の生産・物流拠点とは異なり、搾油機能(油脂および油粕の連産体制)を持たない、今後の輸入関税撤廃を見越した海外からの植物性油脂の輸入基地機能を合わせ持つ工場という特徴をもっている。この生産・物流体制の統合によって、他の生産・物流拠点との連携がさらに深化し、グループとして柔軟かつ効率的な生産・物流体制を強 化できるとともに、堺油脂工場の特性を1層活用する施策を展開していく予定。
  なお、日清オイリオグループは、株主総会の承認を必要としない簡易株式交換の手続きで行う予定。また、攝津製油は3月24日開催予定の臨時株主総会で承認を受けた上で得行う予定。株式交換の効力発生日(平成29年5月1日)に先立ち、攝津製油の普通株式は東京証券取引所において平成29年4月26日付で上場廃止となる予定。
 



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