日清オイリオグループ㈱
   北海道北竜町産「燦燦ひまわり油」
 地方創生実現へ、6次産業化支援
     
   日清オイリオグループ㈱(東京都中央区・今村隆郎社長)は、食用油のリーディングカンパニーとして、長年の植物油脂製造、販売のノウハウを活かし、日本最大級のひまわり畑を地域資源にもつ北海道北竜町と連携した新たな産業振興策に取り組んでいる。この取り組みの一環として2月14日から、北海道北竜町産の「燦燦ひまわり油」を発売した。商品発表会を13日、札幌市内のホテルで開催した。
 北海道北竜町では、多くの観光客が訪れるひまわりの里と高品質の水稲生産が強みでありながら人口減が続き、「日清オイリオグループの力を借りて、ひまわり油の製造販売を復活させ、それを契機として交流人口の増加を図りたい」という要望があった。その要望を伝え聞いた同社は、ひまわり油の商品開発、製造から販売促進、ひまわりの里の動態調査、農業体験を活用した研修企画など多面的な支援を行うことを決定。まち・ひと・しごとの創生の起爆剤と位置づけた3カ年のプロジェクトとして2016年2月、北竜町役場に町役場、きたそらち農業協同組合、北竜町商工会、日清オイリオグループによる「ひまわり油再生協議会」を発足した。


プロジェクト参加4団体の関係者
 2016年の協議会の活動は油糧用ひまわりの栽培・収穫(6ヘクタール)、名寄ひまわり工房に委託しての搾油(1・9トン)、同社の支援による商品企画開発、精製・充填(1・8トン)、サンフラワーパークホテル(北海道北竜町)内の売場改装、 信販売用のWEBシステムの構築、ひまわり栽培をベースにした体験型企業研修の実験的取り組み、重要な観光資源であるひまわりの里の来場者調査を実施。これら一年間に及ぶ活動を経て「燦燦ひまわり油」の商品化が実現した。
商品特長は
①北海道北竜町産の高オレイン酸タイプのひまわり種子を使用
②オレイン酸とビタミンEを豊富に含む
③素材を活かす淡白な風味で、炒め物や生食におすすめ。
内容 275g、容器は瓶。販売数量約5,400本、販売方法はサンフラワーパークホテル(道の駅など)、北海道一部小売店・日清オイリオ 信販売でも発売予定。参考小売価格1500円(税 )。
 同社では「今後も自社のノウハウを活かし、北海道北竜町の地方創生に向けた取り組みを支援していく」としている。
 同社における6次産業化と地方創生事業とかかわりについて
 農業や水産業などの第一次産業が食品加工・流通販売にも業務展開している経営形態を6次産業(一次・農林水産業二次・製造業、三次・卸、小売、サービス業の連携)と言う。食用油マーケットの中心にいる同社(二次)と小売業に販売促進サービスを提供する同社グループ企業であるマーケティングフォースジャパン(三次)が連携して能動的に関わることで、農業中心の町の六次産業化の早期実現に役立てると考えた。国内にはオリーブ、ひまわり、菜種、エゴマ、亜麻仁などを栽培し、採油して植物油脂を販売することで、地域の活性化を図る事業を進めている町が数多く存在する。昨今の市場では、国産原材料の需要が高まっており、商品の付加価値化や差別化につながる事例が増えている。同社が食用油のリーディングカンパニーとして、長年の植物油脂製造、販売のノウハウを提供し、マーケットで 用する商品企画、コスト設計、販売促進、チャネル選択等を包括した事業計画づくりを支援し、町の活性化に寄与することは、同社が たすべき社会的な使命のひとつであり、企業価値向上につながる取り組みであると考えている。また、同社の事業においては、それらの町から国産で高品質の植物油の提供を受け、自社のチャネルで販売することによって自社製品の付加価値化に良い影響を与えると考えている。
 海道雨竜郡北竜町(佐野豊町長)は、北海道空知管内北部に所在。総 積は1万5,870㎢(東京23区は621㎢)、全面積の70%が山林。人口・世帯数は1,955人、847世帯。主要作物は米、小麦、大豆、そば等。約23haのひまわりの里に広がる150万本のひまわりは日本最大級、20万人以上の観光客が来訪。2003年まで、ひまわり油を製造するも、設備の老朽化などにより中断、2004年以降は観賞用のみを栽培。
 



米農務省(大豆)