飼 料 原 料
    4〜6月渡しの「大豆粕」商談
   5万4500円中心55%迄進捗
  ミールバリュー上昇で前期高
     
   製油メーカー筋は週明けの27日、米国のオイルバリューの低下に伴う、ミールバリューの上昇から指標となるシカゴ大豆ミール相場が前期に比べ、20ドル程度高値状態の中で商談が進捗している関東地区の配合飼料メーカー向け4〜6月渡し「大豆粕」商談が、前回1〜3月渡しの平均決着価格からトン当たり1000円(1・9%)高値の5万4500円中心で50〜55%進捗している事を明らかにした。
 前回商談に比べ、順調に商談が進捗している事から、今後、為替相場やシカゴ相場に大きな変化がない限りは、3月第3週迄には終局を迎える可能性が高いとしている。
 今回の商談の特徴については
①前回1〜3月に比べ、中国産の輸入ミールが前回並みの価格水準で入荷している
②安値のインド産も入荷し、国産価格の上値を抑えている
③ミールバリューの上昇で国産価格も前回より上昇している
④前回に比べ先安観がない事から円高時を見計らって商談が順調に進捗している——事等が挙がっている。 成約環境については、「前回は、原料輸入の問題で、中国ミールにタイト感が出て、中国産が高かったが、今回は中国産も 常モードに戻っている。為替は前回に比べ1米ドル=4円近い円高に振れているが、それを上回る要因でシカゴ大豆ミール相場が、前期に比べトン当たり20ドル以上上昇しており、成約価格高に繋がっている」(製油メーカー油糧販売責任者)として、今回商談では、輸入ミール価格が 常に戻った事で、商談の進捗が早まっている事を示唆した。 今回商談の経緯は、一月中下旬からネゴ入りし、1月内に為替の円安の影響もあって、前期よりトン当たり2000円高値で2割5分から3割まで、進捗した。 2月に入ると、比較的コンスタントに、初旬、中旬、下旬に為替の円高時を狙って三分の一づつ買増しされ、27日までに、5割から5割5分まで進捗している。 また、国内の搾油採算に影響を与えるミールバリューの背景については「ミールバリューは、前回1〜3月の62%から、現在は67%に上昇している。これは、トランプ政権の石化燃料の規制緩和から、BDF(バイオディーゼル燃料)向けの大豆油需要に懸念が出て大豆のオイルバリューが低下した事によるもの」(同)として、ミールバリュー上昇の要因に、米国のトランプ政権によるエネルギー政策の見直しがあった事を示唆した。
 菜種粕商談レシオ上昇の見通し
 配合率上昇で国内需給タイト感

 製油メーカー筋は同日、大豆粕商談の終局を受けてネゴ入りが予定されている系統飼料メーカー向けの4〜6月渡し、「菜種粕」商談の見 しについて明らかにした。 それによると、配合飼料向けの菜種粕配合率は10〜12月、1〜3月渡しのレシオ低下等から使い勝手が良くなり、12月は5・2%と、前月から更に0・1ポイント上昇した。 1方の菜種粕の期末在庫は4万8259トンで、輸出余力があった前年同月に比べるとやや多いものの、前11月末に比べると3万1024トン(39・1%)もの大幅な削減になっている。 配合率の上昇で、国産菜種粕の需給は益々タイト化する事が予想される事から、大豆価格を指標にしたレシオは68%程度に前回から2〜3ポイントの上昇が予想されるとしている。

 



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