原 料 ゴ マ
   搾油用のミックス1250ドルに反発  
  西アフリカ予想より減産
 中米も転作で生産 減少予想
     
   搾油用ミックスゴマは、前年並みの生産が予想されていた西アフリカのナイジェリア、ブルキナファソの生産量が、当初予想を下回った事からアフリカ産の需給がタイト化しゴマ相場は昨年末に底を打ち上昇に転じている。 商社筋は週明けの27日、アフリカ産の搾油用ミックスゴマ相場がトン当たりC&F1250ドルに反発している事を明らかにした。 この相場水準は、中国需要が一服してミックスゴマ相場が底を打った年末の同1000ドルに比べるとトン当たり250ドル(25・0%)上昇した事になる。
 西アフリカ産のミックスゴマの生産が予想を下回った背景については「ナイジェリア、ブルキナファソでは降雨不足で、生育不良から単収が低下した事が挙がっている」(胡麻のトレーダー)として、昨年10月から収穫が始まった西アフリカ産の搾油ミックスゴマ生産が予想を下回った事を明らかにした。
 今後の相場見通しについては、5月に12万トン程度(2016年実績)の収穫を迎えるタンザニア産に注目が集まるが、生産地は干ばつが酷く、土壌水分が不足しており、収穫が6月以降に遅れる見通しが出ている。また、単収の良いメイズ(現地の食用トウモロコシ)への転作も進んでいる事から、生産が下方修正されれば相場の強材料となってくる。
 もう一つの要因は、中国の港湾在庫が12万トンに減少している事である。昨年末に17〜18万トンあったことから考えると、現在の在庫水準は低レベルと言える。 中国のゴマ港湾在庫は、多い時には20〜22万トンの時期もあり、収穫前のタンザニア産に買いが入れば搾油用ミックスゴマの相場は、上昇する可能性があるとしている。
中南米産食品白ゴマ減産予想
昨年の相場下落で転作が進む

 食品用白ゴマの需給動向については、4、5月に収穫が予想される中米グアテマラ、南米パラグアイの作付動向について、昨年の相場下落から、現地での作付意欲が低下し、サトウキビやトウモロコシに転作が進みゴマの作付 積は減少する見 しが出来ている。
 一般的にゴマは単収が悪く「トウモロコシが1ヘクタール当たり4トン近く収穫があるのに対して、ゴマは300kg程度しか収穫が出来ない事から、ゴマ相場が高くないと、農民は他の穀物に転作してしまう」(胡麻のトレーダー)として、昨年の食品用白ゴマの相場下落によって、中南米ではゴマからの転作が進んでいる事を示唆した。
  具体的に生産が見えてくるのは、3月中旬で、現在の所は、中米グアテマラで1万トン程度に、南米パラグアイが8000トン程度に、昨年の2万トン台から半減する見 しが出ている。
 白ゴマは色別選別機能が充実してきた北アフリカのエチオピアでも生産されており、中南米産がトン当たりC&F1600ドルの時に1400ドルと安価ではあるが、品質的にビターを指摘する声もあり、食品練り胡麻等には向かない事から、全 をエチオピア産に置き換えるのは難しく、一定割合を替える利用法しかないとしている。
 



  1月分の輸入通関実績