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   インドのヒマシ種子生産107万トン
  作付減退し前年比25%減に
 予想通りも減産明確化で相場高騰
     
   インド搾油協会は2月後半、同国グジャラート州で16/17年のヒマシ油需給を展望する「2017年ヒマシ・カンファレンス」を開催した。
 昨年後半以降、減産が伝えられたいた16/17年インドのヒマシ種子生産 は106万7,000トンとなり、前年実績(142万3,000トン)と比べ25%減となった。ほぼ予想通りの数字が示されたが、改めて大幅減産が明確となったことから、ヒマシ油のロッテルダム相場は2月後半にかけて1,500ドル超えと一段高となった。
 今クロップの作付けは、前年度(15/16年)の生産量が142万トンと豊作レベルだったため、昨年初からロッテ相場が軟化。このため、農家の作付意欲が減退し、より換金性の強い落花生の作付けが増加した。その後、モンスーンの時期に入るが、降雨が少ない場合、乾燥に強いヒマシの作付けが増えるものの、昨年は降雨が順調だったことから、落花生の生育条件は良好に推移し、結局、ヒマシの作付けに戻ることはなかったようだ。
 州別の作付面積は、主要産地のグジャラート州が56万5,000ヘクタールで前年比28%減、ラジャスタン州が17万ヘクタールで同15%減、アンドラプラデシュ州が7万8,000ヘクタールで同32%減、その他が3万2,000ヘクタールで同24%減。合計84万5,000ヘクタールで同26%減。結果、生産量はグジャラート州が86万1,000トンで同27%減、ラジャスタン州が12万3,000トンで同16%減、アンドラプラデシュ州が6万4,000トンで同19%減、その他が1万9,000トンで同21%減。合計は106万7,000トンで同25%減。
 カンファレンスではまた、現地のサプライヤーから需給見通しが示された。期初在庫が40万トン(前年60万トン)、種子生産量を105万トン(同140万トン)とし、総供給量が145万トン(同200万トン)。ヒマシ油生産量は66万7,000トン(同92万トン)と見込み、需要は輸出60万トン(同56万5,000トン)、誘導体12万5,000トン(同12万トン)、国内5万トン(同5万トン)と予想。輸出を増やしているが、カギを握るのが中国。一部筋では中国が輸入を増加させるとの見方もあるという。実際、この需給バランスになると、在庫がマイナスとなってしまうが、16/17年産の大幅減産によって、インドの需給は当 、引き締まって推移することは確かなようだ。
 



 ㈱Jーオイルミルズ