マレー・パーム油需給
   2月末在庫146万トン前月比5%減
 生産は前年比2割増で回復傾向
     
   MPOB(マレーシア・パームオイル・ボード)は10日、今年2月分のマレーシア・パーム油需給統計を発表した。
 当月の原油生産量は125万8,538トンとなり、前月と比べ1・4%減となった。一方で、前年同月(104万2,707トン)との比較では20・7%増となり、エルニーニョによる減産からの回復が明らかになった。15年2月との比較でも12・2%増。今年1〜2月累計では253万5,390トンで前年同期比16・7%増。15年1〜2月との比較でも11・1%増。今後の生産回復が見込めそうな状況といえる。 内訳は半島部が66万446トンで前月比4・2%増、東マレーシアが59万8,092トンで同7・0%減(サバ州が32万3,244トンで同7・0%減、サラワク州が27万4,848トンで同7・0%減)。 在庫量は原油在庫が76万6,713トンで同2・2%減。内訳は半島部が37万3,486トンで同19・7%増、東マレーシアが39万3,227トンで同16・7%減(サバ州が26万7,967トンで同14・5%減、サラワク州が12万5,260トンで同21・1%減)。   精製パーム油在庫は69万2343トンで同8・5%減。半島部が38万1,369トンで同13・3%減、東マレーシアが31万974トンで同2・0%減(サバ州が20万9,711トンで同18・0%増、サラワク州が10万1,263トンで同27・4%減)。この結果、トータル在庫 は145万9,056トンで同5・3%減となった。前年同月(217万341トン)との比較では32・8%の大幅減。輸出量は110万7,011トンで前月比14・0%減、前年同月(108万8,864トン)との比較では1・7%の増加。
 事前予想の平均は生産量が121万トン、輸出量が113万トン、在庫 が147万トン。月末在庫は事前予想も下回り、足下の需給ひっ迫は継続している。
 当日の相場は、大豆油安などが弱材料となって大幅安に。10日の先物相場は5月きりで前日比68リンギ安の2771リンギで引けた。低水準の在庫が続いていることから、期近は依然として高止まりしそうだが、先のPOC(プライスアウトルック・カンファレンス)でも示されたとおり、今後の生産回復が見込まれることから、中長期的には、下げに転じる可能性が高い。
 2月1〜10日までのマレーシアの輸出量は、ITSによると25万4,141トンとなり、前月同期と比べ25・5%減となった。
 



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