オリーブオイル健康ラボ主催
   オリーブオイル健康ラボ
  池谷敏郎氏がセミナーで講演 
 血管の老化を防ぐ効果テーマに
     
   オリーブオイル健康ラボ主催、Jーオイルミルズが協賛するメディアセミナー「エクストラバージンオリーブオイルで目指せ健康長寿〜エクストラバージンオリーブオイルの健康効果と日本の食卓に合う取り入れ方〜」が15日、東京・港区の品川プリンスホテルで開かれた。当日は、血管の名医である池谷医院の池谷敏郎院長が「血管の老化を防ぐエクストラオリーブオイルの効果」をテーマに次のとおり講演した。
一、 突然死は、予期せ 病気を発症後、24時間以内に亡くなることを言う。日本では年間8万人〜10万人程度いるとされる。その多くを占めるのが心疾患で60%、脳血管疾患が20%、残りは大動脈乖離となっており、すべて血管のトラブル、血管の事故で突然死が起こっている。虚血性心疾患というのは、心臓を養っている血管にトラブルが起こり、血液の流れが不十分となった状態を虚血という。それによって起こる心疾患が虚血性心疾患。心臓は三本、左二本、右一本のストローほどの太さの血管が枝分かれして心臓を養っている。加齢もあるが、生活習慣病などで血管が詰まると狭心症や心筋梗塞となる。脳の血管の病気は脳卒中といい、これは脳の血管が破れる病気、詰まる病気を総称している。脳の血管が生活習慣病でできた動脈硬化の瘤がきっかけとなって、血栓という血の塊で詰まれば脳梗塞という状態で、これが一番多くを占め65%。残りの25%は血管が破れる脳出血、10%くも膜下出血となっている。
一、 その大元となる食生活を改善せず、好きなものを食べていると「ぴんぴんころり」ではく、「ぴんころり」となってしまう。また、もっと問題のは「ぴんねんころり」。これは寝たきりや介護の状態をいう。人間の寿命は生まれてから亡くなるまでの平均寿命と、自分の力で生きていける、いわゆる介護などを受けずに生きていける健康寿命がある。2014年のデータでは、男性が80・5歳の平均寿命で女性は86・8歳。一方で健康寿命は男性が71・2歳、女性は74・2歳。何と約10年間は何らかの介護を受けなくてはならなくなっている。これが問題である。これから2025年に団塊の世代が後期高齢者となる。こういう方たちが非常に増えてくることが懸念されている。
一、 死因 死亡数の割合は一番が癌で29%、次が心疾患で16%、脳血管疾患は9%となっている。血管の事故による死因は癌に匹敵するぐらいとなっている。一方で致命率を見てみると、心筋梗塞で亡くなる方は20%。脳卒中は10%。心臓であればまだ社会復帰は可能だが、脳卒中の場合は助かったとしても半分ぐらいは重度のマヒが後遺症として残ってしまう。高血圧を放置していると全員ではないが、かなりの高い確率で総卒中を起こしてしまい、ぽっくりいけるのは一割、残りは後遺症に悩まされる。介護が必要となった一番の要因は、やはり脳血管疾患(脳卒中)で24・1%と最も多い。次いで認知症が20・5%。認知症というのは、脳の血管が詰まったりする脳血管性の認知症もあるが、最も多いのがアルツハイマー型認知症。これは、動脈硬化と関係ないと言われていたが、いまは糖尿病をはじめ脂質異常症、高血圧といった生活習慣病が深く関わっていることがわかってきており、生活習慣病からの血管の老化を防ぐことが重要となっている
一、 そこで提唱しているのが血管力、自分の血管力に注目して生活習慣病を見直すこと。それに必要な食事、運動療法をしていく、そのきっかけとする血管力=「血管がしなやか」「内壁がなめらか」という血液を正常に循環する血管の機能を高めることを訴えている。血管の老化は加齢によって避けられないものもあるが、高血圧、脂質異常症、そして肥満などが原因となる。とくに注目したいのはコレステロール。LDL(悪 )コレステロールをできるだけ減らして、HDL(善 )コレステロールを増やすことが血管への酸化悪 コレステロールを溜めこまないポイントとなる。
そこでエクストラバージオリーブオイル。ポリフェノールという抗酸化物質を持っており、酸化を抑える。また、オレイン酸という脂肪酸が多く含まれており、これが善 コレステロールを減らすことなく、悪 を減らす。結果、動脈硬化を予防する効 があるということだ。血管の老化を防ぐために、料理にエクストラバージンオリーブオイルを取り入れ、魚を食べることが重要である。
 



  USDA