日清オイリオグループ㈱
   新中期経営計画4月からスタート
 2020年度営業益130億円以上目指す
     
   (続報)日清オイリオグループ㈱(東京都中央区・今村隆郎社長)は、2017年度から2020年度までの4年間を対象とする中期経営計画「OilliOValue Up2020」を策定、24日発表した。新中計では、最終年度(2020年度)に、営業利益130億円以上、ROE7%以上、EPS成長率8%(年平均)、営業キャッシュフロー 500億円(累計)を目指す。
新中期経営計画の概要は次のとおり。
〈経営ビジョン〉
日清オイリオグループは、110年にわたって培ってきた卓越した油脂に関する技術をもって、お客さまのニーズや課題を解決することで新たな価値を生み出し、市場を創造する。
 日清オイリオグループは、豊かな食卓の提案、人々の健康への貢献を じて、企業価値の最大化を目指す。
 経営ビジョンにおける三つのキーワード一
Globalization
事業の源泉である植物資源を探求し、卓越した技術でその価値を最大限引き出した商品を世界中のお客さまにお届けし続けることで、グローバルブランドを目指す。現在保有している国内、海外拠点を新たな視点で再構築する。さらに積極的に経営資源を投入し、グローバルな推進体制を確立する。
Technology
油脂事業での経験に基づく技術を研究、開発と生産が融合することでさらに深化させ、お客さまのニーズに合う商品を提案していく。油脂の基礎研究に加え、その応用研究を強化する。特に油脂をおいしく、食べやすく加工した食品の開発に資源投下し、技術的な競争優 性を発揮する。
Marketing
  消費者の生活習慣の変化に基づく心理、行動様式、動機についての理解を深めることで、お客さまにとって、あったらいいなと思う商品・サービスをお届けする。お客さまの視点に立ち、用途開発・商品開発・生産・物流・プロモーション・販売を一体的に展開する
〈基本方針〉
 事業構造改革を継承しつつ、より成長路線に軸足を移す。そのために、新たなヘルスサイエンス事業を含む5つの成長戦略と2つの基盤強化策を実行する(ヘルスサイエンス事業は、それぞれのライフステージで必要な同社の技術力で開発したウェルネスの提案を通じ、お客さまの健康とエネルギーを提供することにより社会に貢献する事業)。
成長戦略
「健康とエネルギーを生むチカラ」で社会に貢献するヘルスサイエンス事業をグローバルに拡大
同社グループ独自の油脂技術と油脂をおいしく食べやすく加工する技術に立脚したヘルスサイエンス事業を核としてあらゆる事業部門が新たな価値を創造。ヘルスサイエンス事業に積極的に経営資源を投入し、事業を拡大。
グローバル化の加速に向けた投資拡大と拠点間の連携強化
  加工油脂事業での東南アジア展開を中心とした海外プラットフォームの拡大と拠点間連携の深化。化粧品原料事業での東アジアにおける深耕と欧州・米州における新市場開拓。
業務用、加工用領域でのグループの総力を結集した戦略の展開
  中食・外食領域でのニーズ協働発掘型営業の推進による販売の深耕と拡大。ユーザーサポート機能の強化・浸透による業務用、加工用領域での提案力向上と新規顧客獲得。
ホームユース領域におけるオイリオブランドの一層の強化と新たな市場の創造
  商品ラインナップの高収益商品へのシフトとトップポジションのさらなる追求によるブランド力強化。油脂の新しい使い方、簡便的においしく油脂を摂ることができる加工食品の提案による市場創造。
マーケティング強化による新たな付加価値の追求
  ニーズ協働発掘型の商品・用途開発およびスピード感のある商品展開力の発揮。中鎖脂肪酸をキー素材とする高付加価値商品の戦略的ブランディング。
基盤強化策 
製油構造変革・生産基盤強化
  AI、IoTを含めた生産技術強化による徹底したコストダウンと、市場や事業構造の変化に適応した生産体制の再構築。製油競争力の確保と油脂加工生産技術深化による油脂販売基盤の強化。
▽ESG(環境・社会・ガバナンス)を重視した経営の実践
  環境経営、透明性のある経営の実践。「従業員の健康づくり」を経営の重要テーマとする健康経営への積極的な取組み。働き方改革による生産性の向上。
 
  財務戦略
 ROEを重視した資本効率性と格付向上を考慮した財務健全性の最適バランスを取りながら、企業価値向上を追求する。利益成長の成 を株主に適切に還元するための配当性向目標の設定、また、総還元性向と資本効率性向上を意識し、必要に応じて機動的な自社株取得を行う。配当性向30%程度、設備投資、M&A等500億円。
 



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