かどや製油㈱
   原 料 ゴ マ
 かどやの佐野専務が事業概況
  搾油用ミックス1300ドル上昇
 ごま油ペット化進め軽量図る 
     
   かどや製油㈱(東京都品川区・小澤二郎社長)の佐野雅明専務は、3月27日に開催した「純正ごま油50周年キャンペーン説明会」の席上、第4四半期事業の進捗状況と直近の原料ゴマ事情について報告を行った。 
 佐野専務は、原料事情については「原料ごまを年間40〜50万トン輸出していた中国が、昨年の実績で90万トンの輸入国に転じ、搾油用ミックスゴマの原料相場は、三年前に2,400ドルまで上昇し、業界としては搾油事業をやっていけない状況になった。二年前からゴマそのものの供給 が増えて、昨年秋口には1,000ドルを切る水準に下落した。今年に入ってゴマの価格が安すぎて作りたくないとの雰囲気が世界のゴマ農家に蔓延している。中国も少子高齢化で、ゴマの生産が急減した-方で、原料ゴマの消費は急激に伸びてる。中国は食品ゴマだけだったものがゴマ油の消費も増加している。食品用白ゴマについては、昨年の価格下落から、作付意欲が低下し、パラグアイは半分以下の生産予想で、ゴマの供給は先細りが予想される。この様な環境から搾油用ミックスゴマは、1,250〜1,300ドルに20%強上昇している。原料のドル建てもあって、昨年に比べ四割近いコストアップになっており、値下げは考えにくい局面となっている」と述べた上で、「4〜3月のゴマの処理 が10万トンを超えた事は画期的な出来事であった。また、えごま油や米油等の健康油の影響は、昨年も今年もプラスに働いている」と語った。
 佐野専務は、減産が予想される中南米産白ゴマについては「練りごまは、風味が重要で、ユーザーの要望が強くパラグアイ産を利用しているが、1,600ドルでもオファーが出てこない状況で、エチオピア産の食品ゴマに100%代替する事は無理だが、ブレンドする事は今後の検討対象となる」と語った。-★,
佐野専務は始めに、国内の事業環境について「3年前から家庭用の瓶をペット化した。小豆島で製造している事で、物資の運び込みと、商品の運び出しが問題であった。ペット化する事で、200gの瓶と400gのペットボトルが同じ重さになった。想定以上にマーケットで受け入れられている。スーパーでは人手不足で、軽量化は評判が良い。今期も数日しか残していないが、家庭用は対前年で10%強の伸びが期待出来る。去年の3月期は前年比24%の伸びで、今年の10%の伸びを加え、2年間で30%以上の伸びを見せてる。主力は200gであるが、特に400gのペットが大きく伸びている。昨年11月から新発売した600gが、外食等の業務用以外でも家庭用で使われている。このまま行けば去年の3倍の販売が期待出来る。今年の夏から300gの瓶もペット化する。これによって、工場から出荷される製品の総重量が一割減る事になり、CO2の削減にも貢献出来る。米国への輸出も対前年比110%が期待出来る。食品ゴマの出荷も増えている。ゴマポン酢等に利用され販売が増加している」と語り概要報告を締括った。-
 



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