㈱ADEKA
   斉藤食品企画部長が販売方針
  17年度新製品発表会を開催
 これからもこれまでも共に創る
     
   ㈱ADEKA(東京都荒川区・郡昭夫社長)は3月30日、本社で「17年度RISU BRAND新製品発表会」を開催した。今回は、「これまでもこれからも共に創る」ーーをテーマに、同社独自の天然系素材とミネラル類を駆使し、豊かなバター風味を構築するコンパウンドタイプの練り込み用マーガリン「ジェネルー」、同折り込みマーガリン「オリンピアジェネルーシート」、業界初となるホワイトチョコレートを配合し、濃密なミルク風味を実現したホイップクリーム「マリアネージュ」の三アイテムを、とくに注力していく方針。
 発表会では、はじめに同社食品企画部の斉藤隆浩部長が前期(16年度)業績概況と新製品のコンセプト、販売方針などについて説明した。 今年一月、創立100周年を迎えた同社は、17年度の新製品のテーマを「これまでもこれからも共に創る」ーーとした。斉藤部長は「100周年を迎え、改めて当社の姿勢、発売する製品のコンセプトを表したものだ」と強調。100周年の歴史を紐解きながら、「歴史を振り返ると、旭電化工業の設立趣意書には『本業を通じ国や国民に貢献し、利益や幸せをもたらす』とある。これは現在の当社の経営理念にも受け継がれている。その中で、当社食品事業はブランドスローガンを『おいしさと安心のベストパートナー』としている。ブランドのコンセプトを一言で表現したもので、当社の姿勢や提供する価値などを表現したもの。17年度のテーマは、100年を迎えたということで、改めてこの姿勢と製品のコンセプトを込めた。販売活動においては、営業と開発が一体となって、お客様とともに課題解決に取り組むことを何十年も続けているが、これも継続していく」と語った。,
 斉藤部長はまた、16年度の業績について触れ、「第三など加工食品も好調だった。また、海外の関係会社が為替の影響はあったものの、大きく増販できたことも寄与している。しかしながら、15年度の業績を見ると、利益的には大変厳しかったことから、その裏返しであったということが一つ。さらに、16年の前半は原料のアドバンテージがかなりあったというのも確かである。需要 、原料 の形勢は、ここにきて大きく変化している。マーガリン工業会の統計によると、昨年9月までの生産 は102%、それ以降は前年割れの98%となっている。原料 では、昨年後半から(パーム油など原料油脂、海外乳製品が)高騰し、現状も楽観できる状況ではない。一方、16年度の新製品の結果については、前半はかなり計画とはギャップがあったが、後半は計画 りに実績を伸ばした。われわれが考えていたコンセプトについて、大変ご支持をいただいたことが後半の伸びにつながったものと思う」と振り返った。
 17年の販売方針について、斉藤部長は「重点市場で規模の拡大を目指すというのは継続する。17年度の新製品は、製パン・製菓、洋菓子市場向けの製品をラインナップしている。創業当時の市場のウォンツに対応するという形から、現在のようにニーズに対応する形を進めていく中で、やはり市場のニーズに合ったものを出さなくてはいけない。ただし、当社としてはシーズを提供していくということで、これがニーズにマッチしなければならないということを考えており、シーズを提供することが使命と考えている。このような形で17年度新製品を発売し、お客様とともに取り組んでいきたいと思っている」と今年度の方針を示した。
 引き続き、青木幸央マーケティンググループリーダーが市場動向や昨今の製菓・製パン、洋菓子などユーザー業界のトレンド等を分析した上で、「今年度の新製品では、おいしさと使いやすさをとくに強調して今後、拡販に努めたい。これからもリスブランドの製品とサービスを じ、取引先の製品開発や課題解決に貢献していく」と強調した。
 新製品は上記三品のほか、練乳クリーム「ディオネホイップ練乳」、練り込み用マーガリン「EZマーガリン」、カスタードクリーム「なめらかクリーム(カスター)VB」、チーズ風味フィリング「フロマクリエ」(製品概要等は続報)。