飼料用YG級商談
   関東中心にキロ当たり2円値上決着
 前回商談での価格差発生を調整
     
   商社筋は週明けの4月4日、系統飼料メーカー向け2017年4〜6月渡し「飼料用動物油脂」(YG/イエローグリース級)商談が、東北、関東、中京地区のみ、前回1〜3月渡しの平均決着価格からキロ当たり2円の値上げで決着した事を明らかにした。
 前回商談で小幅値下げで決着していた九州地区と関西、北海道については、前回と同値据置きで決着した模様である。
 前回1〜3月渡し商談では、東北、関東、中京地区がキロ当たり5円値下げされる中で、9州地区と関西、北海道は、同3円の小幅値下げで決着した経緯があり、今回は価格差を調整する意味合いがあったとしている。
 今回の値上げ決着で、国内の飼料用動物油脂価格は、北海道から九州地区までがキロ当たり72円で流通する事になる。
 また、平行して行われた同期のポークチキンミール商談については前回と同値据置きのキロ当たり79円で決着したとしている。
 飼料用動物油脂については、昨年まで2号油(廃食用油)に過剰感があったが、年末からの為替の円安傾向により、欧州向けのBDF(バイオディーゼル燃料)需要が堅調で、年明け後は2号油にタイト感が出た事で、飼料用のYG級商談にとっても強材料となった。
 ただ、2円値上げしてもYG価格はキロ当たり72円で、豚脂との間に同16円、牛脂と間にも同21円の格差が付いている事から、食用動物油脂が飼料用に流出する可能性は少ないものと見られる。
 YG商談の経緯は、昨年決着した10〜12月渡し商談が、為替の円高の影響を受けて、飼料原料全 が下落した事もあって、飼料用動物油脂も追随し、関東地区がキロ当たり5円(6・7%)の値下げで、九州地区も同3円(4・0%)の値下げで決着していた。
 前回1〜3月渡し商談では、北海道から九州まで同値据置きで決着していた。