㈱ADEKA
   新製品発表
 青木リーダーがコンセプト説明
 「おいしさ」と「使いやすさ」強調
     
   ㈱ADEKA(東京都荒川区・郡昭夫社長)はこのほど、同本社で「2017年度RISU BRAND新製品発表会」を開催した。当日は、同社食品企画部の青木幸央リーダーが取り巻く市場環境と新製品のコンセプト、上市の狙いなどについて次のとおり説明した。
一、 食品を取り巻く環境は16年、節約志向によるデフレ回帰があり、低価格商品と高付加価値商品の二極化が進行した。高付加価値商品には、低糖質ダイエットなどの健康を意識したものなどが挙げられる。また、流 、小売りの業界再編が続いた。CVSは上 三社による寡占が進行。好調な食品スーパーは地域型の統合を推進しており、GMSは不採算店舗の統廃合を進めている。CVSについては今後も、出店が続くものとみられ、販売力を強化していくものと思われる。さらに、16年に限ったことではないが、食の安心・安全に対する消費者の意識は、どんどん高まっており、これに対応する形で添加物低減をうたう商品等が発売されるようになっている。原料 では、ここ数年バター不足が言われてきたが、市場では16年はバターをはじめとする乳製品の品不足は一服したのかなと見ている。
一、 17年の予測について、景気は円安に伴う企業収益の上方修正や都市部の再開発、宿泊施設等の設備投資、人手不足等を背景とした雇用所得環境の改善、さらに経済対策による公共投資の増加などがプラスに作用して、景気は回復基調と見られている、社会保険料の増加など将来的な負担増に対する、とくに若年層の不安が強いようで、消費は低下傾向になっていると言われ、個人消費は緩やかな増加にととまるのではみられている。原料 では、パーム油は前年の生産 がエルニーニョ現象によって減少しており、現在、在庫は過小な状態にある。生産は回復に向かっているが、在庫が少ないということ、また、夏以降エルニーニョ現象が再び発生するとの見通しも懸念されているところだ。国産乳製品は価格上昇と供給不安の懸念が依然として続いている。
一、 新製品の開発にあたっては、取引先の声をもとに研究開発を行い、新製品を創出する。取引先が求める商品を開発し、課題、問題をともに解決していくことを じて、取引先が求める価値を高めることを念頭に新製品開発を行っている。
一、 二極化進行の中で、求められている高付加価値製品とは何か。先日、テレビでバブルのころの話しをしていた。高級車やDCブランドの服、アクセサリーなど高級品がよく売れた。一部のお金持ちだけでなく、一般の方もこぞって買ったということだった。この時の購入動機は高いからだったそうだ。しかし、現在は消費マインドが様変わりしており、お値段以上の価値を訴求するような家具屋さんがあるように、求められているのは値頃感のある付加価値であると考えられる。こうした中で17年度は「お取引先が値頃感のある高付加価値の商品作りを、われわれのリス印ブランド製品のおいしさと使いやすさでサポートする。商品価値の向上をサポートして利益拡大に貢献する」をコンセプトに新製品を上市する。
一、 おいしさと使いやすさについて、おいしさというと風味、食感。使いやすさでは作業性といったことが連想される。おいしさには、こだわりの素材であったり、新しさや楽しさ、流行も含まれてくる。使いやすさには賞味期間やコストパフォーマンスも含まれる。おいしさと使いやすさは過去に、相反する要素と思われることもあったが、例えばコストパフォーマンスがよく、使いやすいものを使うと、そのコストパフォーマンスによって得られたメリットで、こだわりの素材を使うことができ、おいしさに結びつく。また、作業性が安定した品質もおいしさにつながることが考えられる。今年度の新製品では、おいしさと使いやすさをとくに強調して、今後、拡販に努めたい。これからもリスブランドの製品とサービスを通じ、取引先の製品開発や課題解決に貢献していく。
一、 17年度は7品目を上市する。練り込み油脂二品、折込油脂が一品、ホイップクリーム一品、フィリングクリームが三品。
 



「日使頭祭」-1