日本界面活性剤工業会
   鳴瀧英也会長が懇親会で挨拶  
 アジア圏での事業展開重要
 定時総会で3つの重点施策承認
     
   日本界面活性剤工業会(東京都中央区・鳴瀧英也会長)は4月21日、東京・丸の内の「パレスホテル東京」において第67回定時総会を開催した。
 総会終了後の懇親会で、鳴瀧英也会長(三洋化成工業㈱取締役常務執行役員東京支社長)があいさつ。その後、 室で鳴瀧会長、前田1仁副会長(日油㈱取締役常務執行役員)、千葉弘之副会長(ライオン・スペシャリティ・ケミカルズ㈱代表取締役社長)が出席し、記者会見が行われた(会見の内容は続報)。
 懇親会で鳴瀧会長は、昨年の界 活性剤工業を振り返って「平成28年は、日本国内の経済が堅調に推移したこともあって、27年実績と比較して同等以上の実績を確保できた。平成28年の全界 活性剤の生産数 は111万4400トンで対前年比101%、出荷数 は89万5000トンで同100%、出荷金額は2645億円で同100%であった。このように着実な実績を続けている日本の界 活性剤工業ではあるが、大きな飛躍に向けて今後とも鋭意努力していく。国内市場は堅調も、国際市場に目を向けると近年、大きな変化が生まれている。とくにアジア圏において、1段と国際分業化が進んでいる。汎用の陰イオン界 活性剤および非イオン活性剤などの国際価格で取引される界面活性剤の日本国内への輸入量が年ごとに増加し、また、日本からの輸出品目では比較的高価格の機能性界 活性剤およびユーザーニーズに合わせた課題解決型の調合品が増加傾向にある。すなわち、界 活性剤工業は、日本国内では機能性の付加価値の高い製品を開発して販売するとともに、販売数 の増大と事業の成長を目指してアジア圏の経済発展に貢献する企業活動を推し進めているものと思われる」と総括した。,
 引き続き、鳴瀧会長は「先程の定時総会において、平成29年度の当工業会の活動方針について承認を頂いた。今年度は次の三つを重点として活動していく。一つ目は、国内外の化学物質管理制度への確実な対応を行う。私達が製造販売している製品の人および環境への安全性の認識を目的として、化審法(化学物質審査規制法)および化管法(化学物質排出把握管理促進法)の趣旨に適う取り組みを実施する。加えて、国内外のサプライチェーンにおける製品の安全を確保するために、各種の法令、技術情報を提供する事によって、安心して使用してもらう様に努めていく。
 二つ目は、安全の確保への取り組みを行う。安全確保を行うべき対象として、製品そのものの安全確保に加えて、生産活動における安全確保にも努める。生産活動における安全第一は製造業としての基本である。従業員及び生産設備の安全確保、工場の近隣の方々への配慮はメーカーの たすべき社会的責任である。更に顧客への製品を安定供給する事は、良好なサプライチェーン構築の大原則である。
 三つ目は、情報収集の強化と情報の効率的な発信を行う。界 活性剤工業の今後の発展には、拡大するアジア圏での事業展開が年を追うごとに重要になってきた。アジア圏各国の法令遵守のために、さらに貿易業務の改善などを目的として、工業会が共有化出来る有効な情報の収集と会員各社への供給に努める。また、情報を共有化するために工業会のホームページの工夫改善も実施する。当工業会は我が国産業の一翼を担うものとして力を尽くしてきた。平成28年度では相応の実績を上げる事ができた。29年度もさらに発展できるように微力ながら努めていく。工業会がますます発展することを目指し、鋭意努力したい」と強調し、あいさつを締めくくった。,
 引き続き、経済産業省製造産業局素材産業課の茂木正課長が来賓祝辞。乾杯では、千葉弘之副会長が「我々の工業会も世界に貢献できるようにがんばっていきたい。ぜひ、ご協力をお願いしたい」と高らかに杯を上げた。和やかな懇親の後は、前田一仁副会長の中締めで散会した。一
 なお、六年間専務理事を務めた小橋仁専務が退任、新たに岡山博之氏が専務理事に就任した。総会終了後は、鳴滝会長、前田副会長、千葉副会長、岡山新専務理事が出席し、記者会見を開催。昨年の工業会の実績、活動内容などについて報告を行った。
 



米農務省(USDA)