飼料・醸造用単月商談
   5月渡し単飼・醸造用大豆粕商談
  為替円高でトン3000円下落決着
 7〜9月も天候相場入りで始動
     
   製油メーカー筋は既報 り先週末の21日、関東地区の系統飼料メーカー向け2017年5月渡し「単飼ミール」と、味噌、醤油メーカー向けの「醸造用」大豆粕単月商談が、急激な為替の円高と指標となるシカゴ大豆ミール相場の下落により、前回4月渡し商談の平均決着価格からトン当たり3,000円(キロ当たり3円)の大幅値下げで決着した事を明らかにした。
 今回の値下げで、国内の本年5月渡し「単飼ミール」向け大豆粕価格はキロ当たり63円50銭で、「醸造用」が同86円丁度で流 する事になる(大阪、名古屋地区は配送コストの関係で、単飼ミールが同62円50銭で、醸造用が同85円丁度で流通)。,
 単月商談は、昨年のミールバリューの低下や為替の円高傾向で2016年8月以降、11月まで4カ月連続での値下げ商談となっていた。11月中旬になるとトランプショックによる急激な為替の円安傾向から上昇に転じ、12月渡し以降は、3月渡しまで4カ月連続での値上げ決着となっていた。,
 今回商談の背景には、為替相場の円高が最大要因となっている。前月同期に1米ドル=112円80銭台が、商談が行われた4月20日には108円80銭台と、この1カ月で4円の円高が進み、為替の分だけで3000円近い下落要因となっている。
 国内商談の指標となるシカゴ大豆ミール相場については、前月同期の期近相場が、トン当たり325・80ドルが、現地4月19日には、同310・80ドルと、この1カ月で15ドル(4・6%)下落しており、為替もシカゴ相場も下落要因となっている。
 シカゴ大豆ミール相場は、南米の豊作見通しによる大豆の下落に追随して軟化した経緯がある。
 昨年末からの単月商談は、10月渡しでトン当たり3,500円の値下げ、11月渡しでも同2,500円の下げと、昨年の8月以降、4カ月連続での値下げ決着となっていた。
 年末からのミールバリュー上昇や為替の円安傾向から12月は同2000円、1月渡しでも同4,500円、2月渡しも同2,000円の、3月渡しも同2,000円の値上げと、4カ月連続での値上げ決着となっていた。前4月渡しは同1,000円の値下げと5カ月振りの値下げ商談となり、当月も含め2カ月連続での値下げ商談となった。
7〜9月渡しの長契商談
早め始動で2割5分進捗
 一方の7〜9月渡し長契商談については、今後シカゴ相場が、作付け後の天候相場に入る事から、飼料メーカーサイドに、現状のシカゴ大豆ミール相場が底との判断もあり、例年より早い商談のスタートとなっている。
 現在は2割5分程度まで進捗しており、成約価格については、前回4〜6月渡しの平均決着価格からトン当たり3,000円(5・6%)安い、同5万1,000円中心としている。
 



日本冷凍食品協会