日本冷凍食品協会
   28年の冷凍食品生産 2.3%増に
 過去最高更新、「炒飯」が大幅増
     
   日本冷凍食品協会はこのほど、平成28年(1〜12月)の冷凍食品生産・消費について発表した。
 それによると、国内生産は数 が155万4,265トンとなり、前年と比べ2・3%増と過去最高を記録した。金額(工場出荷額)は6,871億円で前年並み。生産量のうち、米飯、ギョウザなど家庭用調理品が好調だったが、原料作物が不作となった農産物は大幅な減少となった。
 同協会では、「冷凍食品国内生産量」、「冷凍野菜輸入量」及び「調理冷凍食品輸入量」の合計を冷凍食品の「消費量」としている。28年のわが国の冷凍食品消費量は、上記の国内生産量に、冷凍野菜輸入量94万3,211トンと調理冷凍食品輸入 23万735トンを加えた272万8,211トンで前年比1・7%増となった。これを総人口(1億2693万3,000人)で割った国民1人当りの年間消費 は21・5キロで同1・9%(0・4キロ)増となった。なお、調理冷凍食品輸入 については、同協会会員だけを対象にした調査であり、会員以外の商社、流 業者等が輸入しているものを考慮すると、実際の「消費 」は273 万トンを上回るものと考えられる。
 国内生産量のうち、業務用は数量が91万7,652トンで同1・6%増と2年ぶりに増加し、金額も2年ぶり増加の3,985億円で同1・5%増となった。一方、家量庭用は数量が63万6,613トンで同3・2%増と2年連続で伸長、金額は2,885億円で同2・0%減と2年ぶりの減少。
 業務用と家庭用の比率は、数量ベースではそれぞれ59・0%、41・0%(前年59・4%、40・6%)。金額ベースでは58・0%、42・0%(前年57・1%、42・9%)となり、数量では家庭用、金額では業務用の比率が上昇した。
 大分類の品目別生産量は、農産物が同22・3%減と大幅に減少したほか、水産物も同6・4%減となったが、国内生産の大半を占める調理食品が同4・1%増となり、調理食品の占める割合は87・7%に上昇した。調理食品のうち、「フライ類」が同5・9%増、「フライ類以外の調理食品」も同3・4%増となった。
 小分類の品目で、前年に対して大きく伸長したのは炒飯(前年比1万4,968トン増、124・3%)、コロッケ(1万2,792トン増、107・5%)、ギョウザ(1万1,156トン増、120・7%)、洋菓子(8,556トン増、148・0%)など。逆に大きく減少したのはコーン(6162トン減、49・1%)、かぼちゃ(5,617トン減、44・6%)、ポテト(3,926トン減、83・3%)などだった。
 小分類の品目別生産量の上位10品目は、コロッケ(18万3,914トン)、うどん(16万2,877トン)、炒飯(7万6,509トン)、ハンバーグ(6万5,772トン)、ギョウザ(6万5,059トン)、カツ(5万8,408トン)、スパゲッティ(5万7,879トン)、ピラフ類(5万2,229トン)、たこ焼・お好み焼(4万9,790トン)、ラーメン類(4万7,630トン)ーーの順。コロッケが2年連続1位となり、2位はコロッケ。3位は前年4位から炒飯がランクアップした
 



米農務省(USDA)