日油株式会社
   
   サンオメガDHAパウダー10発売
  高DHA含有も魚臭少ない
 独自技術で一般食品への使用促進

 
    
   日油㈱(東京都渋谷区・小林明治社長)は今月から、DHA含有精製魚油粉末「サンオメガDHAパウダー10」を新発売した。10日、川崎市川崎区の同社大師工場で記者会見を開き、発表した。独自技術で魚臭を少なくし、一般食品にも使用できる機能性食品素材として上市したもので、高いDHA含有 と同社独自の脱臭技術を駆使した魚臭の少なさが最大のセールスポイント。リーズナブルな価格設定を含めた使いやすさも兼ね備えており、同社では、さまざまなアプリケーション開発を手がけながら、幅広い食品への応用を訴求し、拡販を目指す方針。
 プレス発表会では、はじめに同社食品事業部食品研究所の大野晋也所長(
写真左)が日油食品事業の歴史、沿革を説明した上で「99年前(1918年)、王子工場で魚油を使って石鹸の原料を作ったのがスタート。国内で魚油を初めて近代的産業の原料として開発したのが当社であり、パイオニアとして魚油の加工に取り組んできた。来年で100年となるが、この100年間の技術の蓄積をもとに、今回改めて製品開発を行い、新製品であるサンオメガDHAパウダー10を上市するに至ったものだ」とあいさつした。
 引き続き、食品研究所第三グループ(機能食品)の伊佐治知也主査
(写真右)が「サンオメガDHAパウダー10」の製品概要からアプリケーションの実例までを試食をまじえて説明した。DHA・EPAは、その健康機能が広く浸透しており、「機能性表示食品に登録さている中でも一番多く、認知度が非常に高い素材」との 置付け。DHAに特有の生理活性としては「学習能力向上作用(記憶力増強作用)」「網膜反射能向上作用(視力低下抑制作用)」、EPAと共 のものとしては「血中脂質低下作用(コレステロール、中性脂質)」「抗アレルギー作用」などが知られており、食品に使用できれば「赤ちゃんから高齢者まで幅広い年代をターゲットとすることが可能」と強調する。一方で、「酸化しやすくデリケート、いわゆる魚臭によって、体に良いとわかっていても一般食品では使いにくい。ソフトカプセルに詰めてしまえば臭いが気にならないことから、現状ではサプリメントへの使用が中心となっている」のが実情と言える。
 今回、同社は魚臭という大きな問題を独自の脱臭技術で解決。魚臭の少ないDHA含有精製魚油粉末を開発し、一般食品への応用を可能としたもの。粉ミルク向けDHAサプライヤーのトップメーカーである同社が「その中で培ってきたDHA含有精製魚油脱臭技術」を駆使して、商品化に成功した。
製品特長
①DHA含有量が多い
パウダー1gあたりDHAを100㎎以上含む
②魚臭が少ない
高度に脱臭された精製マグロ油を原料として用い、熱を抑えて製造したパウダー
③粉の流動性が良い
ハンドリングに優れた流動性の良いパウダー
④香料無添加で使いやすい
香料無添加なので配合する食品に影響を与えない
⑤水への分散性に優れる   
  乳化粉末なので水系の食品に添加可能の5つをストロングポイントとしている。  



  日清オイリオグループ㈱