マレー・パーム油需給
   4月の生産量155万トン弱で
 5.7%増に在庫も事前予想下回り相場は上昇
  
   MPOB(マレーシア・パームオイル・ボード)は11日、今年4月分のマレーシア・パーム油需給統計を発表した。
 当月の原油生産 は154万8,053トンとなり、前月と比べ5・7%増となった。前年同月(130万1,291トン)との比較でも19・0%増となり、エルニーニョによる昨年の減産から着実に回復している。
 内訳は半島部が82万77トンで前月比5・9%増、東マレーシアが72万7,976トンで同5・6%増(サバ州が42万8,152トンで同10・9%増、サラワク州が29万9,824トンで同1・1%減)。
 在庫量は原油在庫が86万1983トンで同9・8%増。内訳は半島部が41万8,114トンで同10・3%増、東マレーシアが44万3,869トンで同9・4%増(サバ州が31万7595トンで同12・5%増、サラワク州が12万6,274トンで同2・2%増)。精製パーム油在庫は73万7,911トンで同3・9%減。半島部が46万7,195トンで同3・3%増、東マレーシアが27万716トンで同14・3%減(サバ州が17万7,223トンで同10・3%減、サラワク州が9万3,493トンで同21・0%減)。この結果、トータル在庫 は159万9,894トンで同3・0%増となった。前年同月(180万4,495トン)との比較では11・3%減。輸出量は128万3,308トンで前月比1・4%増、前年同月(117万2,915トン)との比較でも9・4%の増加。
 事前予想の平均は生産 が159万トン、輸出量が132万トン、在庫量が166万トン。生産 は増加したものの、事前予想を下回り、月末在庫 も事前予想を下回る水準にとどまったことから、発表当日の相場は上昇し、7月きりは前日比44リンギ高の2672リンギで引けた。
 5月前半の輸出需要は、前月同期を上回って推移しており、相場を支える要因となっている。5月1~10日までのマレーシアの輸出 はSGSによると、35万9,355トンで前月比15・0%増となった。主な国 内訳は中国が2万2,630トン(前月同期4万7,300トン)、EUが10万7,890トン(同9万802トン)、インドが1万1,500トン(同2万7,900トン)、パキスタンが2万9,500トン(同ゼロ)、米国が1万1,450トン(同1万6,655トン)など。
 15日の先物相場は、好調な輸出需要を背景に続伸した。7月きりは先週末比33リンギ高の2,684リンギで引けている。FOB価格はRBDパーム油で7~9月積み642・50ドル前後。ITSによると、4月1~15日までの輸出量は61万7,697トンで前月同期(56万7,280トン)と比べ8・9%増。SGSでは61万3,465トンで同(57万2,910トン)比7・1%増。



 日本こめ油工業協同組合