飼 料 原 料
   7〜9月渡しの「大豆粕」商談  
  オファー下落で6割進捗
 天候相場入りで早めの展開に
 
     
   製油メーカー筋は先週末、シカゴ大豆相場の天候相場入りで、不透明な先行きを嫌気して早めの展開となっている関東地区の配合飼料メーカー向け7〜9月渡し「大豆粕」商談が、5割5分〜6割まで進捗している事を明らかにした。
 成約価格については、前回4〜6月渡し商談に比べた、シカゴ相場の軟化や、若干の為替の円高傾向からトン当たり2,500円(4・6%)安値の5万1,500円中心としている。
  国内大豆粕価格の指標となるシカゴ大豆ミール相場は、作付 積のトウモロコシから大豆へのシフト等から軟化しており、前回4〜6月渡しの終盤に比べ、加重平均でトン当たり15〜20ドル程度下落している。 一方の為替相場も前回の1米ドル=113円台が同111円台と、2円近い円高に振れており、シカゴも為替も国産大豆粕の下落要因となっている。
 シカゴ大豆ミールの期近相場を前回商談終盤時と比較しても、3月20日の期近相場がトン当たり320ドル台が、商談が動いた5月19日(現地18日)で同307ドル台と、この2カ月で13ドル(4・1%)下落している。
  商談の指標となる輸入ミールについては、前回高値からインド産にシフトしていた中国産に値頃感が出ており、今回商談では中国産が主流になっている。価格も安定しており、岸着でトン当たり4万9,000円内外と、国産と遜色ない価格になっている。
 4月初旬にスタートした今回商談の経緯は、天候相場と為替相場の円安傾向から、前回商談からトン当たり2,000円程度安値で、4月末までに3割まで成約していた。
 その後の北朝鮮に対するアメリカの政策等から為替が乱高下し、商談は模様見に入った。
 次に商談が動いたのは5月19日で、シカゴ相場が4月半ばの水準にまで下げ、為替が111円台の円高に振れた事で、前回商談価格からトン当たり2,500円程度安値で26日までに6割弱まで進捗している。
菜種粕商談はレシオ上昇予想
原料高騰と需給逼迫が背景に

  製油メーカー筋は同日、ウィニペグ穀物相場の原料菜種の高騰や、期末在庫減少による需給逼迫感等から7〜9月渡し「菜種粕」商談のレシオが上昇する見通しである事を明らかにした。
 配合飼料向けの菜種粕配合率は、農水省発表の3月分の飼料生産で5・2%の高配合率を維持しており、同月の油糧在庫実績で、菜種粕の期末在庫は3万9,420トン(対前年比99・3%)と今年初めて前年割れとなり2月末の5万1,404トンに比べ、23・3%の大幅削減となっている。
 原料菜種も期近相場が、前回商談終盤のトン当たり488加ドルが、直近で526加ドルと、この2カ月で38加ドル(7・8%)上昇している。
  前回4〜6月渡しでは、大豆粕がトン当たり700円値上げする中で、需給の改善から同2,000円の値上げで決着している。
 今回商談でも「大豆粕商談は、シカゴ相場の軟化から下落しているが、菜種粕については、ウィニペグ相場が上昇している事や、ボーソー油脂の菜種搾油の停止等から鹿島地区の飼料工場を中心に需給が逼迫しており、レシオは70%を超す見通しである」(油糧販売責任者)としている。
 



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