中元ギフト
   商戦本番、店頭ピーク今週末から
  食用油はオリーブ油を強化
 アマニ油含め上質感、健康感訴求
     
   中元ギフト商戦が本番を迎えている。店頭ピークは今週の土日と来週末となる見通し。依然として市場は縮小を続けており、シニア世代以外のギフト習慣が薄れる傾向も変わらない。法人需要の減少が常態化する中、全体での件数の伸びはもはや期待できないというのが実情だ。一方で、流通各社が競う高単価のオリジナルギフトは訴求力があり、両親や親 など贈り先の中心である近親者向けのパーソナルギフト、さらには厳しいマーケットの中で近年、売上げを伸ばす自家消費向けの需要拡大に期待がかかる。こだわり商品や健康志向などワンランク上の品揃えで単価アップと売上げ拡大を目指したい。
 商品的には、定番であるビール、素麺などの乾麺、洋菓子、飲料といった夏ギフトが売れ筋予想の上 に並ぶ。厳しい状況が続く食用油・調味料ギフトについては、家庭用での市場拡大が続くオリーブオイルの品揃えが一段と充実する中、日清オイリオグループは「かけるオイル」「サプリ的オイル」で人気のアマニ油を詰め合わせたセットをより強化。オリーブオイルでの上質感、アマニ油での健康感訴求で市場の活性化を目指す。
 上質感のある高付加価値商品の需要が比較的好調な反 、生活者の節約志向の継続、ギフト習慣の高齢化に加え、東京や大阪など大消費地での贈答世帯率の低下などによって、ギフト商戦は苦戦が続いている。ある調査によると、昨年歳暮も金額市場規模は前年比約4%減。件数も6%ほど下回る結果となっている。若年層のギフト離れ、購買の中心が高齢者層となっている需要構造を背景に、市場は年を追うごとに厳しさを増していることは否定できない。
 一方で、客単価は上昇傾向にあり、流通各社は引き続き、高付加価値、希少性、健康、食材・製法へのこだわりなどを切り口とした高単価オリジナル商品の品揃えを強化。法人需要の減退で贈答件数の伸びが期待できない中、近親者向けのパーソナルギフトや増加する自家消費での単価アップが今中元においても売上げアップの成否を握ることになる。
 厳しい商戦が続く食用油・調味料ギフト。売上げの減少になかなか歯止めがかからない中にあって、明るい材料はオリーブオイルギフトの伸長。日清オイリオグループによると、オリーブオイルを詰め合わせたギフト群に加え、アマニ油や調味料を詰め合わせたギフトは好調で、この系列ギフトは昨年歳暮期、売上げは前年比137%で着地したとしている。AGFもオリーブオイルを詰め合わせたギフトセットは好調に推移しているとし、アマニ油も含めて顧客の上質志向、健康志向に応えるプレミアム感が支持されているものとみられる。
 その日清オイリオグループは、「夏のギフトに新提案」ーーをキャッチフレーズに、BOSCOオリーブオイルに加え、こだわりの「Oliva de OilliO」エキストラバージンオリーブオイルやオリーブドレッシングを詰め合わせたギフトを新発売するなど、人気のオリーブオイルギフトのさらなるグレードアップを図った。また、アマニ油関連ギフトでは、「日清健康オイル アマニプラス」のラベルをより高級感のあるデザインに一新し、同品を詰め合わせたギフトを新発売するなど品揃えを強化し、売上げの上乗せを目指す。
 AGFは今回、伸長するオリーブオイルギフトに関して、新たに和食との提案に取り組んでいる。東京・恵比寿の名店「なすび亭」で、店主の吉岡英壽氏監修によるオリーブオイルを使った和食のフルコースを期間限定で提供するなど、オリーブオイルと和食のマッチングで新たな需要創造を目指す。昭和産業は「おいしさと健康への願いを込めて」ーーをテーマに、「エクストラバージンオリーブオイルセット」を新発売。スペイン産のオリーブオイルを国内充填。コールドプレス製法で作った一番搾りの新鮮なエクストラバージンオリーブオイルを投入し、売上げアップを狙う。
 


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