専門商社筋
   7月渡しの食用動物油脂商談
 豚脂・牛脂共13カ月連続同値
     
   専門商社筋は6月26日、国内の大手加工油脂メーカー向け2017年7月渡し「食用動物油脂」(豚脂・牛脂)商談が、豚脂・牛脂共に前回6月渡しの平均決着価格と同値据置きで決着した事を明らかにした。
 昨年の6月渡し商談で豚脂のみ2015年8月以来、11カ月振りにキロ当たり5円の値下げで決着していたが、当月は豚脂・牛脂共に昨年6月以来、13カ月連続での据置き決着となった。
 7月渡しの牛脂については、2015年の8月以来24カ月連続で、2年に亘って据置き決着した事になる。
今回の据置き決着で、国内の食用動物油脂価格は、豚脂がキロ当たり88円で、牛脂が同93円で流通する事になった。
 今回商談の需給環境は、昨年が閏年だった事もあって、今年のと畜の営業日数が一日少なく、豚脂・牛脂共に生脂の発生が減少している。
 因に本年4月分の食肉流 統計によると、豚のと畜頭数は131万4,357頭(対前年同月比96・1%、対前月比91・0%)と、夏場で餌の食い付きが悪い事もあって前月比では一割近い減少となっている。
 牛合計のと畜頭数は、8万9,160頭(同98・8%、同107・4%)となっている。
 と畜頭数が示す様に、食用動物油脂の需給環境は「牛脂の需給が緩和しており、豚脂についてはやや不足気味となっている。7〜9月渡しのYG商談その結果如何にもよるが、小幅な値上げでは、食用動物油脂は、現状価格を維持する公算が強い」(専門商社営業担当責任者)として、食用動物油脂は当 現状価格を維持するとの判断を示した。
 需要面では牛脂使用が多いマクドナルドの店舗閉鎖の影響が継続している。
一方で、豚脂(ラード)については、夏場にも関わらず需要は堅調となっている。
 


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