米農務省
   新穀大豆の作付面積は8950万Aに
  在庫も予想下回り相場続伸
 高温乾燥天候に懸念、底打ちか
     
   米農務省が6月30日に発表した新穀の作付面積および四半期在庫報告によると、大豆に関してはともに事前予想を下回り、やや強気の数字が示された。作付面積は8,950万エーカーで事前予想(8,980万エーカー)を下回り、4半期在庫も予想(9億8,300万ブッシェル)を下回る9億6,300万ブッシェルにとどまった。当日のシカゴ相場は、天候懸念も加わって大幅に上昇。7月きりは26・75セント高の942・25セント。新穀11月きりは30・00セント高の954・75セントで引けた。一方、コーンについては作付面積、四半期在庫とも事前予想を若干上回った。相場に対しては中立材料で、当日は小麦高が支援要因となり、続伸した。
 17年産の米国大豆作付面積は8,950エーカー。事前予想の平均である8,980万エーカー(予想レンジ8,850万~9,050万エーカー)を下回った。前年実績(8340万エーカー)との比較では7・3%増となっている。4半期在庫(6月1日時点)は9億6,300万ブッシェルで、事前予想の平均9億8,300万ブッシェル(同8億300万~11億1,900万ブッシェル)を下回った。当日のシカゴ相場は、作付面積、四半期在庫とも予想を下回ったことに加え、今後の天候懸念に大きく反応し、大幅続伸した。米中西部の天候は、乾燥が懸念されているが、向こう6~15日間の予報において高温乾燥天候が見込まれるとされ、ホットアンドドライへの警戒感がこの日の相場を大きく跳ねあげる材料となった。
 シカゴ大豆相場は南米豊作による世界的な供給増と米国の作付 積拡大予想を受けて春先以降、基本的には軟調な展開で推移。9ドル近辺まで値を下げる局 もあった。しかしながら、ここにきて再び天候懸念が大きくクローズアップされてきた。すでに、小麦相場は米国の産地であるノースダコタ、サウスダコタの高温乾燥天候による春小麦の減産懸念で高騰。今後の中西部の天候悪化に懸念が強まっていることもあって、現段階では9ドル割れなどさらなる下落は期待できない状況。天候次第では再び、10ドルを目指す展開も予想される。
 コーンの作付面積は9,090万エーカー。事前予想の平均である8,990万エーカー(予想レンジ8,900万~9,100万エーカー)を若干上回った。前年実績(9,400万エーカー)との比較では3・3%減となっている。四半期在庫(6月1日時点)は52億2,500万ブッシェルで、事前予想の平均51億2,500万ブッシェル(同46億8,500万~53億6,000万ブッシェル)をやや上回った。
 作付け、四半期在庫ともほぼ予想に近い水準で、当日の相場には中立材料と捉えられた。一方で、大豆と同様に向こう15日間の天気予報が乾燥気味で気温も平年を上回ると予想していること、さらに小麦相場高も支援要因となって続伸した。7月きりは10・75セント高の370・50セント。新穀12月きりは12・00セント高の392・00セントで引けた。
 今週初は米国の独立記念日を控え、商いは閑散になるとみられる。作付け、四半期在庫報告という節目を終え、今後は改めて米中西部の天候動向に一喜一憂する展開となりそうだ。

 



 マレーシアのパーム油