17年輸入通関
   5月原料ゴマ輸入9,431トン前年比50%減 
  単価14万4,902円で0.8%上昇
 西アフリカ産減少で半減する
     
   財務省関税局は6月29日に2017年5月分の輸入 関実績を公表した。
 このうち本年5月分の「ゴマ」(食品用、搾油用含む)の輸入量は、各国合計で9,431トンと、前月から2カ月連続で1万トンの大台を割り込み、前年同月の1万8,718トンに比べ、数 で9,287トン、比率で49・6%の急減となった。
 主要輸出国の西アフリカ(ナイジェリア、ブルキナファソ)産の搾油用ミックスゴマの輸出が減少しており、当月の輸入量は半減した。
 本年の原料ゴマの輸入経緯は、搾油用ミックスゴマの価格下落から、1月が0・2%の微増、2月が53・8%の大幅な増加、3月も1・1%の微増と3カ月連続で前年実績を上回っていた。
 前述した西アフリカの輸出の問題から前4月は15・3%の減少と、当月も含め2カ月連続での大幅な減少となった。
 前月まで前年増で推移していた輸入累計は、当月の半減で、1~5月合計が5万5,493トンと、前年同期比で5,286トン(8・7%)の減少に転じている。
 5月のアフリカ産の搾油用ミックスゴマを主体にした輸入 は、6,330トンで全体に占めるシェアは67・1%で、前年同月の76・3%から6・2ポイント低下している。西アフリカ産が減少した前月に比べても更に2・0ポイント低下した。
 本年5月のゴマの輸入金額は、各国合計で13億6,656万9,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は14万4,902円と、ゴマの相場が軟化した前年同月の14万3,796円に比べ、トン当たり1,106円(0・8%)の上昇に転じている。
 搾油用ミックスゴマが東アフリカの乾燥天候で減産し、相場も反転している事から、輸入単価は前月に比べても同2,235円(1・6%)上昇している。
 昨年のゴマ油業界は、ゴマ油や練りゴマ等の製品供給安定の為に2015年の高値玉を大量に在庫した事で、安値玉の輸入量が減少した。2016年年間の原料ゴマの輸入実績は15万2,101トンで、前年比17・7%の大幅な減少となった。今年に入って高値 はほぼ消化されたと見られ、2月の輸入急増に繋がったが、その後は前述した西アフリカの輸出問題から輸入量は減少している。
 搾油用ミックスゴマ相場は、西アフリカのナイジェリア、ブルキナファソ産ゴマの輸出態勢に問題が出た事で、需給がタイト化し相場は、トン当たりC&F,1100ドルから反転気配となっている。
 2017年5月単月(200トン以上の輸入実績)及び1~5月累計の国別輸入実績と金額は次の通り。

▽中 国 289トン(5,893万3,000円)、1~5月累計1,877トン(3億9,419万6,000円)
▽ミャンマー 933トン(2億2,609万4,000円)、同6,758トン(16億5,736万8,000円)
▽パキスタン 803トン(9,792万2,000円)、同1,743トン(2億1,079万4,000円)
▽トルコ 285トン(7,409万6,000円)、同1,803トン(5億2,732万4,000円)
▽パラグアイ 301トン(5,593万5,000円)、同2773トン(4億6,251万5,000円)
▽ブルキナファソ 2,537トン(2億8,571万9,000円)、同5,318トン(6億2,084万1,000円)
▽ナイジェリア 3081トン(3億5,585万6,000円)、同1万6,646トン(19億2,328万7,000円
▽ウガンダ 286トン(3,158万5,000円)、同1,262トン(1億4,095万6,000円)
▽モザンビーク 233トン(3,382万5,000円)、同2,742トン(3億7,862万3,000円)
▼5月合計 9,431トン(13億6,656万9,000円)、1~5月累計5万5,493トン(84億7,545万2,000円)
 



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