17年輸入通関
   5月魚粉輸入量前年比25%増
   単価15万,6807円で3.7%上昇
 ペルー産シェアが31%と安定
     
   財務省関税局は去る6月29日に2017年5月の輸入 関実績を公表した。このうち養魚飼料に配合される「魚粉」(フィッシュ・ミール)の輸入実績は、各国合計で1万2,711トンと、前年同月の1万158トンに比べ、数量で2,553トン、比率で25・1%の大幅な増加となった。
 海外の魚粉が高値安定で推移している事により、年明け後も国内での水産飼料向けで配合率が低下傾向にある事から、1月が同21・5%の大幅な減少、2月も同6・4%の減少と、2カ月連続での前年割れとなっていたが、3月は同8・3%の増加、4月も32・8%の増加と、当月も含め3カ月連続での前年増となった。
 1月の大幅減少から輸入累計は、3月まで前年割れで推移していたが、2カ月連続での大幅増加により1~5月合計では5万6,729トンと、前年同期を3,194トン(6・0%)上回って推移している。
 南米ペルーからの輸入実績は、同国がアンチョビー漁前期シーズンの終盤に来ており漁獲 も堅調な事から3,895トン(前年同月は不漁で1,901トンの実績)と、全体に占めるシェアは30・1%と安定している。
 また、エクアドル、チリも含めた南米3カ国からの輸入実績は6,982トンで、全体に占めるシェアは54・9%と前年同月の39・4%から15・5ポイント、前月からも更に9・4ポイント拡大している。
 5月の魚粉の輸入金額は、各国合計で19億9,317万4,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は15万6,807円と、前年同月の15万1161円に比べ、トン当たり5,646円(3・7%)上昇している。
 輸入単価は、トランプ政権の誕生後、為替の乱高下が激しく、積期の円高の影響もあって、前月に比べると8,917円(5・6%)の下落に転じている。
 国内の配合飼料向けの魚粉需給は、長期に亘る魚粉相場の国際的な高止まりから、飼料配合率が低下傾向にあり、2016年の年間輸入量は、各国合計で15万3,736トンと、前年の同22万6,809トンに比べ、7万3073トン(32・2%)の大幅な減少となっていた。
  ペルーの2017年前期シーズンは、4月26日に解禁しており、漁獲枠は280万トンで、エルニーニョの影響を受けた、前年の前期シーズンに比べ56%の大幅増加となっている。現地の7月初旬の操業は冬場に入り、時化や抱卵で漁獲枠の消化が微妙になってきている。
 2017年5月(200トン以上)単月及び1~5月累計の主要国 輸入実績と金額は次の通り。

▽ベトナム  485トン(5,689万9,000円)、1~5月累計2,429トン(3億1,383万2,000円
▽タ  イ 540トン(6,703万7,000円)、同4,720トン(5億5,299万7,000円)
▽フィリピン 300トン(3,205万7,000円)、同498トン(5,978万1,000円)
▽ロシア 247トン(4,867万9,000円)、同1348トン(2億8,030万8,000円)
▽米 国 1,431トン(2億4,512万9,000円)、同3,420トン(5億7,025万3,000円)
▽エクアドル 1,549トン(1億8,564万3,000円)、同6,090トン(8億869万9,000円)
▽ペルー 3,895トン(6億6,376万5,000円)、同1万5,954トン(27億3,412万円)
▽チ リ 1,538トン(3億3,332万2,000円)、同7,393トン(15億4,465万7,000円)
▽モロッコ 330トン(4,762万1,000円)、同582トン(8,766万6,000円)
▽モーリタニア 400トン(6,225万4,000円)、同2,490トン(3億9,672万2,000円)
▽セーシェル単月 500トン(6,400万4,000円)
▼5月合計 1万2,711トン(19億9,317万4,000円)、1~5月累計5万6,729トン(90億99万8,000円)
 



  米 国 牛 脂