シカゴ大豆相場
   高温乾燥天候で作柄は悪化傾向
  シカゴ相場は10ドル台高値圏
 製油側さらなるコスト上昇懸念
     
   シカゴ大豆相場が乱高下している。週初は産地の降雨を受けて続落、11月きりは現地24日、先週末比12・25セント安の1010セントに下げた。一方で、同日発表されたクロップレポート(23日現在)では作柄の悪化が示されたほか、今後の2週間の天気予報でも大きな改善は見込めない模様で、当 は10ドル台で高止まりする可能性も指摘されている。タイトな需給が継続しそうなカナダ菜種も高値圏にあり、当初、下期での原料コスト低減を見込んでいた製油各社にとっては、今後の天候相場の行方を含めて予断を許さない状況が続く。
 高温乾燥懸念が台頭した7月入り後、米国の穀物相場は上昇基調に転換。大豆については、新穀11月きりが7月11日、1時1047セントまで急騰し、約4カ月ぶりの高値をつけた。その後、米中西部の天候動向を眺め、激しい上げ下げを繰り返し、13日には987・50セントまで値を下げたものの、その後は再び高温乾燥懸念によって、10ドル台を回復して推移している。
 先週末から週初にかけては、利食い売りや産地の降雨で続落。期近8月きりは10ドルを割り込んだ。1方で、24日に発表された米農務省のクロップレポートでは、高温乾燥を背景とする作柄の悪化が示され、相場を下支えする要因となっている。
 7月23日までの週の米国大豆の開花率は69%(前週52%、前年同期74%、平年67%)。着サヤは29%(前週16%、前年同期33%、平年27%)、作柄については「優良」10%、「良」が47%で合計57%。前週は「優良」10%、「良」が51%で合計61%。前年同期は「優良」15%、「良」が56%で合計71%だった。前週と比べ「優良」「良」の割合は4ポイント低下、前年同期との比較では14ポイント減と大幅に下回っている。とくにイリノイ州では前週比8ポイントダウンとなるなど、ほぼ全域において作柄は悪化している。
 今後2週間の天気予報でも、天候が大幅に改善することは期待できないとされ、北西部においては高温乾燥懸念が続くとの予報。今後もしばらくは、予断を許さない状況が続きそうだ。
シカゴ大豆相場は6月末と比べ11月きりで1割近い上昇。これから8月にかけての天候が重要であることから、まだまだ改善の余地は残されているものの、製油各社にとっては、カナダ菜種とともに下期の原料コストに不安が増す展開となっている。
 なお、コーンの作柄については「優良」13%、「良」が49%で合計62%。前週は13%と51%で合計64%。前年同期は19%と57%で合計76%。前週と比べ2ポイントダウンで、前年同期との比較では14ポイントの下落となっている。産地西部は高温乾燥、東部では逆に多雨が影響しているという。
 


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