17年輸入通関
   6月ゴマ輸入1万5963トン前年比17%増
   単価12万8304円で0.5%上昇
 搾油用ミックスの輸入が回復
     
   財務省関税局は7月28日に2017年6月分の輸入 関実績を公表した。
 このうち本年6月分の「ゴマ」(食品用、搾油用含む)の輸入量は、各国合計で1万5,963トンと、3カ月振りに1万トンの大台に回復し、前年同月の1万3,606トンに比べ、数量で2,357トン、比率で17・3%の増加となった。
 主要輸出国の西アフリカ(ナイジェリア、ブルキナファソ)産の搾油用ミックスゴマの輸出が回復した事で、当月の輸入 は増加した。
 本年の原料ゴマの輸入経緯は、搾油用ミックスゴマの価格下落から、1月が0・2%の微増、2月が53・8%の大幅な増加、3月も1・1%の微増と3カ月連続で前年実績を上回っていた。
 西アフリカの輸出混乱の問題から4月は15・3%の減少、前5月も49・6%減と2カ月連続での大幅な減少となっていたが、当月は3カ月振りに前年実績を上回った。
 前月の大幅減少から1〜6月の輸入累計は、7万1,456トンと、前年同期を2,929トン(3・9%)下回って推移している。
 6月のアフリカ産の搾油用ミックスゴマを主体にした輸入 は、1万2,650トンで全体に占めるシェアは79・2%と、前年同月の85・2%に比べ、6・0ポイントの低下となったが、前月に比べると12・1ポイント上昇している。
 本年6月のゴマの輸入金額は、各国合計で20億4811万9,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は12万8304円と、相場が下落に転じた前年同月の12万7725円に比べ、トン当たり579円(0・5%)の高値とほぼ前年並みの単価水準となっている。
 ゴマの国際相場は、中国の遅い買付けを背景に、安値安定しており、前月に比べると1万6,598円(11・5%)下落している。
 昨年のゴマ油業界は、2015年の高値玉を大量に在庫した事で、安値 の輸入 が減少した。2016年年間の原料ゴマの輸入実績は15万2,101トンで、前年比17・7%の大幅な減少となった。今年に入って高値 はほぼ消化されたと見られ、2月の輸入急増に繋がったが、その後は前述した西アフリカの輸出問題から輸入量は減少していた。
 搾油用ミックスゴマ相場は、西アフリカのナイジェリア、ブルキナファソ産ゴマの輸出態勢に問題が出た事で、需給がタイト化し相場は、トン当たりC&F1,100ドルから反転気配となっていたが、現在は東アフリカの減産から同1,200ドルに上昇している。
 2017年6月単月(200トン以上の輸入実績)及び1〜6月累計の国別輸入実績と金額は次の通り。
中 国
  409トン(8,392万2,000円)、1〜6月累計2,286トン(4億7,811万8,000円)
パキスタ
  231トン(2,642万6,000円)、同1,974トン(2億3,722万円)
グアテマラ
2,153トン(3億8,004万8,000円)、同3,991トン(6億9,978万9,000円)
マリ単月
476トン(6429万円)
ブルキナファソ
  7443トン(8億1509万6000円)、同1万2761トン(14億3593万7000円)
ナイジェリア
  3987トン(4億3205万1000円)、同2万633トン(23億5533万8000円)
エチオピア
  547トン(8310万2000円)、同3003トン(4億1109万9000円)
6月合計
  1万5963トン(20億4811万9000円)、1〜6月累計7万1456トン(105億2357万1000円)
 



  国産原料油脂(ゴマ)