2017年通関
   6月魚粉輸入1万4440トン前年比38%増
  単価14万8404円で1.6%上昇
 ペルー産シェアが22%に低下
 財務省関税局は去る7月28日に2017年6月の輸入通関実績を公表した。このうち養魚飼料に配合される「魚粉」(フィッシュ・ミール)の輸入実績は、各国合計で1万4,440トンと、前年同月の1万455トンに比べ、数量で3,985トン、比率で38・1%の大幅増加となった。
 本年の魚粉の輸入経緯は、水産飼料配合率の低下傾向から1月が同21・5%の大幅な減少、2月も同6・4%の減少と、2カ月連続での前年割れとなっていたが、3月は同8・3%の増加、4月も32・8%の増加、前5月も25・1%の増加と、当月も含め4カ月連続での前年増となった。
 3月以降の増加傾向から1〜6月の輸入累計は7万1,169トンと、前年同期を7179トン(11・2%)上回って推移している。
 南米ペルーからの輸入実績は、同国が7月末にアンチョビー漁前期シーズンを終了し、まずまずの漁獲があったものの相場の上昇から3,119トン(前年同月は不漁で1,931トンの実績)で、全体に占めるシェアは21・6%と、前月から8・5ポイント低下した。
 また、エクアドル、チリも含めた南米3カ国からの輸入実績は5,694トンで、全体に占めるシェアは39・4%と前年同月の44・3%から4・9ポイント低下している。
 6月の魚粉の輸入金額は、各国合計で21億4,295万1,000円で、CIFベースでのトン当たり輸入単価は14万8,404円と、前年同月の14万6,083円に比べ、トン当たり2,321円(1・6%)上昇している。
 輸入単価は、トランプ政権の誕生後、為替の乱高下が激しく、積期の円高の影響もあって、前月に比べる更に8403円(5・4%)下落している。
 国内の配合飼料向けの魚粉需給は、長期に亘る魚粉相場の国際的な高止まりから、飼料配合率が低下傾向にあり、2016年の年間輸入 は、各国合計で15万3,736トンと、前年の同22万6,809トンに比べ、7万3,073トン(32・2%)の大幅な減少となっていた。
ペルーの2017年前期シーズンは、4月26日に解禁し、7月30日に終了した。漁獲枠は280万トンだったが、消化 は235万トンで、消化率は84%に留まった。
 漁獲量の減少から南米産魚粉相場は、期先の需給タイト感からC&F1,500ドルと、解禁前から同50ドル上昇している。
 2017年6月(200トン以上)単月及び1〜6月累計の主要国別輸入実績と金額は次の通り
 
ベトナム  1,795トン(2億1,338万7,000円)、1〜6月累計4,224トン(5億2,721万9,000円)
タ  イ 300トン(3,644万9,000円)、同5,020トン(5億8,944万6,000円)
マレーシア 820トン(1億228万3,000円)、同2,941トン(3億7,339万5,000円)
フィリピン 608トン(6,673万8,000円)、同1,106トン(1億2,651万9,000円)
インドネシア 703トン(7,972万3,000円)、同2,960トン(3億3,965万2,000円)
デンマーク 771トン(1億3,751万3,000円)、同1,665トン(3億4万9,000円)
ロ シ ア 622トン(1億2,753万7,000円)、同1,970トン(4億784万5000円)
米  国 682トン(1億,2922万5,000円)、同4,102トン(6億9,947万8,000円)
エクアドル 901トン(1億982万6,000円)、同6,991トン(9億1,852万5,000円)
ペルー 3,119トン(5億71万6,000円)、同1万9,073トン(32億3,483万6,000円)
チ  リ 1,674トン(3億665万7,000円)、同9,067トン(18億5,131万4,000円)
モロッコ 402トン(5,146万6,000円)、同984トン(1億3,913万2,000円)
セーシェル 200トン(2,490万5,000円)、同700トン(8,890万9,000円)
南アフリカ 557トン(8,594万6,000円)、同1,455トン(2億4,850万円)
米領サモア 239トン(3010万8000円)、同681トン(8734万4000円)
6月合計 1万4440トン(21億4,295万1,000円)、1〜6月累計7万1,169トン(111億4,394万9,000円)



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