米農務省(USDA)
   米大豆生産43億8,100万buに増加
   予想外の単収上方修正で
 期初減も在庫4億7,500万buに増
 
   米農務省(USDA)は現地8月10日に、今年4回目の報告となる米国農産物2017/18年クロップの需給予想を発表した。
 このうち、米国産新穀大豆(2017年9月〜18年8月クロップ)の需給予想では、耕地 積は作付面積(8,950万エーカー)、収穫面積(8,870万エーカー)を据え置いたものの、単収を前月(7月12日)発表から1・4ポイント上方修正し、49・4ブッシェルとした。期初在庫を前月から4,000万ブッシェル(9・8%)下方修正して3億7,000万ブッシェルとしたが、単収の上昇で生産量が同1億2,100万ブッシェル(2・8%)増の43億8,100万ブッシェルとなり、供給合計も同8200万ブッシェル(1・7%)上方修正して47億7,700万ブッシェルとした。
 新穀大豆の需要別では、「圧砕」を前月から1,000万ブッシェル下方修正して19億4,000万ブッシェルにする一方、「種子・飼料、その他」を100万ブッシェル上方修正、「輸出」を7,500万ブッシェル上方修正して22億2,500万ブッシェルとしたことから、需要合計は前月から6,600万ブッシェル増加し、43億100万ブッシェル。 新穀大豆の期末在庫見 しは、需要の上方修正を上回る生産増を受けて、前月発表から1,500万ブッシェル(3・3%)上方修正して4億7,500万ブッシェルとなった。総需要に対する在庫率は11・04%で、前月から0・18ポイント上昇した。
 今回の発表では、単収の低下がサプライズに。とくに7月入り後、産地が高温乾燥天候に見舞われたため、単収は前月から低下するとの見方が大勢で、事前予想は47・5ブッシェルに下がるというものだった。しかしながら、逆に引き上げられる結 となったことから、当日のシカゴ相場は11月きりで前日比33・00セント安の940・25セントに下落した。 
 主要諸州での単収低下が小幅なものにとどまったことが、平均値を押し上げる要因となった。国内の関係筋も「高温乾燥懸念で相場が急騰していた7月に、現地の声を聞いたところから判断すると、当時から高温乾燥が必要以上に囃されていた」という もあったとする。ただ、今回発表の単収はやや高すぎるとの見方もあり、天候とともに今後の動向が注目されるところだ。
 



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