2017年通関
   6月の米油輸入2887トン26%増加
  加工用減累計は28%減少
 ポテチ回復で後半の増加期待
     
   財務省関税局は去る7月28日に、2017年6月分の輸入 関実績を公表した。このうち「米油」の輸入 は、各国合計で2,887トン(内、原油2,635トン、精製油252トン)と、前年同月の2292トンに比べ、数 で595トン、比率で26・0%の大幅な増加となった。
 タイやベトナムの米油の国内消費増加から、ブラジルへの輸入依存が高まっている。当月は1,627トンと、全体に占めるシェアは72・8%で、前年同月の80・5%に比 要に期待が出て、5月は10・2%増に転じ、2カ月連続で前年実績を上回った。
 4月までの加工用需要の低迷から全体的な輸入は減少しており、1~6月累計の輸入量は、1万1,796トンで、前年同期を5,096トン(28・4%)下回って推移している。
 ただ、北海道のジャガイモの収穫も平年並みが予想される事から、7月以降も米油の輸入は堅調が期待され、年間輸入 も前年並みの3万トン程度が予想されている。
 6月の米油の輸入金額は、各国合計で2億8,962万8,000円と、CIFベースでのトン当たり輸入単価は前年に比べた為替の円安から10万321円と、前年同月の9万3,756円に比べ、トン当たり6,565円(7・0%)上昇している。
 輸入単価は、為替の乱高下で一旦、円安に振れた後、再び円高に動いている事もあって、前月に比べると同614円(0・6%)の下落に転じている。
 2016年の米油輸入は、年間輸入量が各国合計で2万9,973トンと、米油が健康オイルブームで注目された2015年の同3万3,102トンに比べ、数量で3,129トン(9・5%)の大幅な減少となったが、今年は加工用需要の回復から例年並みの3万トン台の輸入数 が予想されている。
 2017年6月単月及び1~6月累計の米油の主要国 実績と金額は次の通り。
ベトナム
  183トン(1,664万5,000円)、1~6月累計2,745トン(2億5,201万1,000円)
タ イ
  215トン(2,305万5,000円)、同434トン(5,072万9,000円)
インド
261トン(3,321万4,000円)、同415トン(5,559万6,000円)
バングラデシュ
42トン(400万7,000円)、同54トン(596万8,000円)
ブラジル
  2,103トン(1億9,995万5,000円)、同8,205トン(7億8,199万1,000円)
米  国
  78トン(1,073万円)、同965トン(1億1,896万9,000円)
イタリア単月
  5トン(202万2,000円)
6月合計
  2,887トン(2億8962万8,000円)、1~6月累計1万2,830トン(12億6,932万2,000円)。
 



築野食品工業㈱