㈱Jーオイルミルズ
   斗缶300円、加工用/家庭用商品20円値上げ 
  10月1日出荷分から実施
 ミールバリュー低下、物流費上昇
     
   ㈱Jーオイルミルズ(東京都中央区・八馬史尚社長)は10月2日出荷分から、油脂商品の値上げを実施する。30日発表した。
 対象商品と改定額(値上げ)は、業務用商品斗缶が300円、業務用ミニローリー、加工用商品バラ、家庭用商品がいずれもキロ20円値上げする。 同社では値上げ理由について「昨今の当社を取り巻く環境は、原料コスト では、大豆の原料相場は落ち着き始めているものの、ミールバリューの低下によって油のコストが上昇。菜種もカナダドル高によってウィニペグ菜種定期相場以上に輸入価格が上昇しているため、極めて厳しい採算状況にある。加えて、トラックドライバー不足に起因する物流費の上昇も続いており、事業環境は一層厳しい状況である」と強調。その上で、「当社としては引き続き、コスト削減努力を行っていくが、コストアップ分をすべて吸収することは叶わず、安定的に商品を供給し続けるために、改めて価格改定をお願いする次第である」と説明している。
 同社をはじめ、製油各社は年初から順次、原料高止まり、為替の急激な円安、さらには物流費の上昇を受けて、斗缶で500円以上、加工用、家庭用でキロ30円以上の大幅値上げを打ち出し、実勢化を目指した。しかしながら、現時点で目標の値上げ幅には届かず、今第1四半期の収益は大きく悪化している。今回の値上げは、その積み残し分を改めて実施するもので、下期での収益改善を図る考え。
 他社も搾油環境は同様に厳しく、今後、それぞれが値上げを打ち出すことは確実な情勢とみられる。
 
 



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